リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

シャイニーアンブレラ

暑い日が続いていますが、

梅雨のもどりか、雨の日がつづいていますね。

 

雨の日、ちょっと外を歩いていると、派手な傘をさしている人をみました。

 

まあ派手で、よく見るとこれが流行のホログラム傘なんですね。

 

シャイニーアンブレラと

呼ばれる、光の当たり方によって色々な色を放つホログラムを用いたビニール傘なんですね。

 

虹色のシャイニー生地を使った傘なんですが、2年ほど前から市場に出回っていて短ですが、それほど売れていませんでした。

 

しかし、デザインに今風のかわいらしさを取り入れて、ある販売店ツイッター

 

写真を投稿すると、10代、20代の女性に人気が出て、大ヒットしました。

 

虹色に光る生地、見る角度や光の当たり方で傘の表情が変わって飽きない、

 

雨傘、日傘と兼用できるとか、夏の太陽にも映える。

 

薄暗い路地から虹色に輝く傘はインスタ映えしますね。

 

シャイニーアンブレラのブームは最近の流行パターンの一つでしょうか。

 

ファッションなどの流行はその時々のはやりのものを言います。

 

流行のプロセスは、まず独自性やみんなと違っていたいと思う人たちが目新しい

 

物事や価値観を持ち込んできます。それがある程度、社会に広まっていくと、

 

みんながやっているから、持っているからと同調して一気に広がる。

 

しかし、広く流行ってしまうと、またオリジナル性を発揮したいと、みんなと違う

 

ものをと考える人たちが別の目新しいものを生み出す。

 

人はもともと物事に飽きる性質があって、常に新しい変化を待ち受けていて、

 

そうした心理も流行発生の要因となっています。

 

こんなサイクルを繰り返して流行は次々と生まれるんですね。

 

そして、これまでは流行を生み出す媒体はマスメディアや雑誌、オピニオンリーダー

 

だったんですが、こんなシャイニーアンブレラのようなSNSが大きな役割を果たしていて、きっかけとなるものがどんどん増えてきていますね。

 

雨の日でした。

ビニール傘]バンブーパイピング シャイニーアンブレラ shiny ...

 

お祭り気分

夏本番。

もうすぐ祇園祭宵山が始まります。(正確にはもう始まっています)

 

この季節、食べたくなるのが鱧(はも)ですね。

 

東京ではなかなかお目にかかれないですが、関西が本場です。

 

まずネタが違います。関西は瀬戸内海の鱧で、かまぼこの材料のような大味なもの

 

ではありません。鱧には小骨があるために、骨切り用の幅の広い特殊な骨切り包丁を

 

用います。Y字状の小骨が皮の近くまであって、普通の刺身包丁では十分な骨切りは

難しいんです。湯引きして食べますが、身には非常に細かい切り目が入っています。

 

ここに梅肉が絡んで夏らしいさっぱりした味となりますね。

 

肉といえば、関東は豚、関西は牛肉。

 

といっても、関西人が毎日松坂牛を食べているわけではありません。大阪では鶏肉(かしわ)の水炊きをぽん酢で食べます。

麺類でややこしいのがキツネとタヌキ。キツネといえば甘辛い油揚げの入ったうどんですが、大阪ではキツネそばのことをタヌキといって、同じ関西でも京都では関東同様

 

キツネそばは、キツネそばと呼ぶんです。東京でタヌキといえば、天かす入りを指しますが、大阪では天かす入りをハイカラというんです。

 

野菜では、関東の水菜はシャキシャキ感があまりありませんが、関西の水菜は品種が

 

違って茎の部分が細く、葉の部分も多い。

 

最近は東京のスーパーでも水茄子を見かけるようになりましたが、もともと大阪・泉州産が有名で漬物として食べられることが多いんです。

 

大阪・天王寺で6月30日、無病息災を祈る 愛染祭りが開かれました。今月は

 

玉造稲荷神社夏祭、天神祭などが予定されています。コロナで規模を縮小する祭りもありますが、天神祭は170年ぶりにだんじりを新調したんです。

 

京都では、祇園祭が1日の吉符入り(神事始めの儀式)から始まりました。

 

コンチキチンの祇園ばやしの練習もその夜から行われ、山鉾巡行など約1ヶ月の祭りが

スタート。鴨川では風物詩の納涼床が5月から開かれています。

 

江戸時代には約400軒の茶屋が床机の数を決めるなどにぎわっていました。

 

京都の奥座敷貴船川上流の川床も有名で流しそうめんや鮎の笹焼きなんかの川床料理

 

が楽しめます。手を伸ばせば川面に触れられるほど低い川床のためにゲリラ豪雨には要注意。

 

梅雨明け、コロナ自粛も明けました。夏休みはまだ先ですが、気分はもうバカンス気分。

この猛暑ではマスクどころではなく、外出機会の増加で日焼け止めや熱中症対策商品、

スポーツドリンクなんかの売れ行きも良いようで、

 

その一方、巣篭もりで伸びた家庭料理関連商品は一時の勢いを失っているようですね。

 

自粛モードからの解放はうれしいものの、このところ死者こそすくないですが、現実の

 

コロナ感染者は増加傾向にありますね。警戒レベルの上昇もきになりますね。

 

公益財団法人祇園祭山鉾連合会

 

 

アライバプレー

夏本番と言うところですが、ここに来て梅雨の逆戻りといったところか。

 

雨模様が続いています。

 

7月は、高校野球の地区予選が行われる時期で、散歩がてらに高校野球の練習風景を

 

眺めているのはいいものですね。真っ黒に汚れたユニホームを着た球児たちの元気な

 

声が聞こえてきます。

 

「最後にアライバやりうぜ」って

 

全国の球児たちが「アライバプレー」と呼ばれる二遊間のコンビプレーです。

 

一昔前のプロ野球の守備プレーが、今なおこんな代名詞として使われているんですね。

 

基本を重視する高校野球では、通常「アライバ」の練習なんかはしません。

 

せいぜい監督がいないときに 遊び でやっちゃう程度。

 

かつて中日ドラゴンズの鉄壁の二遊間を支えていた荒木雅博井端弘和の両選手

 

「アライバコンビ」による華麗なプレーがそれです。

 

センター前ヒットになろうかというゴロをセカンドが逆シングルでキャッチ。

 

自分ではファーストに投げずそのままカバーに入った近くのショートがファーストに

 

送球してアウトを奪うというもの。二人の無駄のない動き、グラブ裁き、タイミング、

 

あうんの呼吸。全てがかみ合ってはじめて成功する。

 

セカンドが二遊間のゴロをぎりぎりの体勢で捕ってしまう」「と、踏ん張って一塁に

 

投げられない。ジャンピングスローもありですが、飛んでいる時間がロスになり

 

セーフの可能性が高くなります。数パーセントでもアウトにできる可能性が上がるなら

 

やってみようと思ったんです。って井端選手が言っていました。

 

中日ファンでなくても、彼らの守備を見るだけでも、お金を払う価値がある、と言わしめました。

 

2007年に日本シリーズ制覇、2010年、2011年と球団初のセ・リーグ連覇を

 

成し遂げた中日の落合監督は、自身が優れたバッターでありながらも、投手含めた守備

 

の重要性を語っていました。10点とっても、11点取られたら負け。でも相手を0点

に抑えれば、1点取れば勝てるんだよ。打者なんて打っても4割届かない。

だったらどっちが確率高い?。

 

野球は攻撃と守備が交互に入れ替わります。守備からリズムをつくれ、とは、よく野球

 

で言われる言葉。守備を短時間にテンポよく終わらせると、攻撃に対する意識が

 

強くなって、必然的に攻める時間が長くなるといいます。

 

企業でも成長させる攻撃としての営業力が重要なのはいうまでもありません。

 

しかし、それをフルに生かすことができる堅い組織の構築、すなわち守備の強化が

 

求められますね。私もちなみに守備担当です。

 

アライバ超絶ファインプレー集】最強コンビプレー - YouTube

 

 

東京オリンピックから思う1年。

台風が、温帯低気圧に変わって、関西を直撃しています。

 

土砂降りの雨、梅雨明け宣言はどこへ行ったんでしょうか。

 

なんていっているうちに、7月に入ってしまいました。

 

7月は、昨年東京オリンピックが開催されてもう一年ですね。

 

そういえば、名作漫画「AKIRA」(ヤンマガ連載82~90年)が、

 

2020年東京オリンピック開催、を予言していたのを知っていましたか。

 

オモテナシが功を奏し、五輪の東京誘致が決定した頃です。

 

1982年12月、新型爆弾が炸裂し、東京は廃墟となる。

 

核戦争後の2019年、東京湾には新首都「ネオ東京」が建設されていて、

 

20年の東京オリンピック開催を機に、廃墟となった旧市街の再開発が進められようとしていた。

漫画はそんな場面から始まります。核戦争こなかったですが、現実世界では2011年

東日本大震災福島第一原発事故があった。

 

先日、東京オリンピックパラリンピック組織委員会がこのほど発表した

 

大会経費は1兆4238億円。招致時の試算7340億円のほぼ倍です。

 

民間企業ではありえない予算オーバーです。なぜこれほどの経費膨張になったのか、

 

という質問に応じる十分な検証がなされなかったのか不明です。と

 

女性軽蔑視発言などの話題となった大会運営ですが、組織委員の解散とともに

 

疑問は闇の中に消えていきました。投入された税金、今後の負債は、アスリートの活躍に感動、で済むような金額ではありませんね。

 

日本橋の上にかぶさった高速道路。景観よりも近代化を優先した1964年東京五輪

 

遺物です。今回の五輪でも外国人観光客増を見越して多くの新たなホテルなどが建設されました。

そこにコロナ禍となり、旅行関連業界は打撃を受けました。

 

現在、訪日観光客の受け入れは上限2万人で解禁された(コロナ前は、1日平均約14万人)が、添乗員付き団体旅行などの制限があって、外国人観光客数の急回復は難しそう。

ホテル、旅行会社、飲食業、土産物店などが戻れるのはいの日か。

 

来る参議院選挙は物価高や安保が大きな争点で、コロナ対策はあまり論じられていまさせんね。

だけど、現実の生活やビジネスではまだコロナ禍による課題が解決したわけではなく、

中小企業の倒産や廃業懸念はまだまだ高いままなんです。

 

東京タワーはかつて明るい未来へのシンボルでした。しかし、今は懐かしい「昭和の東京」の象徴となっています。

スカイツリーに高さで負けたからではありません。1958年12月竣工という記憶が

 

地方から東京に来た人にとって、東京の原風景、として残されてきたからでしょう。

 

新国立競技場が東京の原風景に仲間入りするにはまだ相当の時間を要しますね。

 

SDGsを形にしたといわれていますが、原風景入りする頃にはSDGsの理念も

 

浸透しているかもしれませんね。

 

つぎはぎだらけの開閉会式で世界に発信してしまった「痩せ細った ...

 

 

2024年問題

梅雨が早々明けたのに、また雨が降ってきました。

 

戻り梅雨かも。でも40度を超える暑さに比べたらまだましかもしれませんね。

 

涼しい。もうすぐ、夏の名物、参議院選挙です。各党は、経済改革を盛んに盛り込んだ

 

対策を主張していますが、本当に賃金が上がる経済対策を取れるんでしょうか。

 

賃金を上げるには生産性を上げないと無理で、働く人の問題を解決して生産性の向上を

 

図る 「働き方改革」がやってきます。

 

2024年4月1日まで2年を切って、2024年問題がそこまで迫ってきているんです。

 

2024年問題が最も影響を及ぼすのが、建設業と運送業の2つの業界なんですね。

 

2019年の働き方改革関連法の施行以降、あらゆる業界で労働環境の整備や条件の

 

改善がすすんでいますが、建設業と運送業には5年の猶予期間が設けられているんですね。

2024年4月1日その準備期間が終わり、時間外労働時間の上限規制が適用されて、

 

違反すれば、罰則が科せられる。

 

建設業界は月100時間の残業も珍しくなくて、1週間に1日の休みが取れない記魚油もあるんですね。

これまで長時間労働休日労働が当たり前とされてきましたが、労働時間の上限規制が

 

適用されたら、従業員の時間外労働の上限が月45時間、年360時間、少なくとも

 

毎週1日の休日が原則となります。また正社員と非正規雇用労働者の同一労働、

 

同一賃金も適用されます。人を増やすのは難しくなって、短納期求められるなかで、

 

どう仕事の効率化を図のか、人材の能力を高めるなど2024年問題への対応が迫られます。

 

一方、運送・物流業でも2024年4月1日から自動車運転業務における時間外労働

 

時間の上限規制が適用されて、トラックドライバーの時間外労働時間が月80時間、

 

年間960時間に制限されます。また正社員と非正規雇用の同一労働、同一賃金に

 

ついても、割増賃金が引き上げられます。これによって1ヶ月に60時間超の残業を

 

行っている運送会社は人件費が大幅に増える可能性があります。

 

運送業は労働集約型産業で人の労働が業績に直結します。ドライバーの時間外労働時間

 

に上限が設けられることで業績が低下する可能性があって、ドライバーの収入も減る。

 

これをカバーするため運賃の増加が想定されます。

 

ネットで買い物をする消費者や企業が増えて、商品運送を担う物流業者の需要は年々

高まってきていますね。

そのためネット市場の拡大で物流量が増えて、このままだと30年のは36%が運べなくなると推計されています。

 

物流需給がひっ迫すると荷主は高い料金を払ってでも運送会社を奪い合って、このことからも大幅な物流コストの上昇が発生しかねないですね。

 

物流ひっ迫により配送の遅れや、運送費の上昇、建設コストの負担増は、他の業界にも

 

大きな影響を与えるでしょう。2024年問題は対岸の火事では済まされませんね。

 

トラック運送業界が震える「2024年問題」、中小零細を元請けが ...

 

 

梅雨時の心構え

今日は、梅雨の晴れ間、とても暑くて梅雨明けしたかのようでした。

 

暑いの嫌がけど、梅雨のじめじめも嫌ですね。

 

これだけ暑いと、梅雨が恋しくなってくるかも。

 

梅雨は、中国から伝わった言葉なんですね。もともと雨が多くて、カビが生えやすい

 

時期で 「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたんですが、語感が良くないということで

 

「黴」ではなく 「梅」になったんです。そして6月下旬に収穫期を迎える梅が熟して

 

潰れることから「潰ゆ(つゆ)」が「梅雨(つゆ)」になったとされています。

 

しばらく鬱陶しい雨の日が続く。しかし紫陽花は雨に濡れてこそ色に艷がでるといわれて、雨の季節も趣があります。

 

雨は染織の図柄にも描かれますが、「雨の図柄は燕が飛んでいたり、柳の芽吹きの枝が

 

主題で雨は添える程度、とエッセイに記しているように、雨そのものの図解はとっても

 

難しい。これを描くとなるとどんな形になるのか。斜めの細い線などが考えられますが

 

雨粒はどんな形なのか。絵本などで見るように、雨は先の尖った涙形で落ちて来ている

 

と思いがち。ところが雨を写真撮影すると、その形は直径2ミリ以下だと球に近く、

 

それ以上だと平たくなって、饅頭のような形だそうです。なんとなく思い込んでいる形

とは実際は違っています。世の中には思い込みから本当の形が見えていないこともよくあります。

 

雨の日は外出するのも億劫になって、小売りやサービス業などにとっては、客足が

 

遠のきがちです。しかし雨の形の思い込みのように、実際は違っていたりすることもあります。

梅雨の長雨の時期ですが、集客イベントにつながりそうな話題も少なくありません。

 

6月は環境月間、環境やエコをテーマにした提案を取り入れています。また本格的な

 

夏物への衣替えのシーズンでもあって、メンテナンスなど役立つ情報を提案します。

 

先日の父の日もしうでしたが、夏のお中元を検討する時期にあるなどギフト商戦への

 

取り組みもあります。

 

とはいえ、梅雨時はじめじめした天候が続いて、体調を崩しやすく、仕事の能率も

 

下がりがちで、気象病という言葉もあるぐらいです。しかし、それも思い込みが多くて、

気象病は職場の快適な環境づくりを心がけることで改善できるといいます。

 

労働安全衛生法では、作業の態様、季節時に応じて湿度、温度などの温熱条件を適切

 

な常態に保つこと、と企業としての取り組みを促しています。

 

社員の健康とともに、企業にとってのリスクを考えると、トップの健康維持は最重要

課題で、トップが健康経営に興味を持つ会社ほど社員への健康に力を入れる傾向にあって、結果として成果を上げていく。

 

梅雨時こそ社員の健康づくり、まず、隗(かい)よいり始めよ です。

 

十八史略『先従隗始/先づ隗より始めよ』をスタディサプリ講師が ...

 

人に言いつける前に自分が積極的に着手せよ、という意味。 「かい)」は戦国(せんごく)時代の燕(えん)の人で、郭(かくかい)という人

 

石川さゆりさんの装いの美

謡曲でもう一丁。

 

去る5月29日、7522頭の頂点を決める日本ダービー東京競馬場で行われ、

 

ヅウデユースが優勝しました。競馬界のレジェンド、53歳の武豊か騎手が前人未到

 

ダービー6勝目を飾って、盛り上がりを見せました。

 

当日、ダービー発送前のセレモニーに国歌独唱を行った歌手 石川さゆりさんも

 

話題になって、歌声のみならず、着物姿も素晴らしくて、印象深く驚きました。

 

そのきもの姿は、深い緑の無地着物に金じきの帯。深い緑の無地着物は競馬場の

ターフの色に対し、深い緑の着物はいささか地味に映りました。

 

しかし、もしターフのように鮮やかな緑では華美になってしまう。ダービーの主役は

 

あくまでも馬。柄のない色無地で謙遜を表したのでしょうか。

 

金色の帯の模様について、菖蒲じゃないかというツイートが相次いで、菖蒲の柄に

 

勝負(しょうぶ)を引っ掛けているという見方がでていました。でも、しばらくすると

 

燕子花(かきつばた)という意見もあって、その根拠として、尾形光琳(おがたこうりん)の燕子花図の画像と帯を比較する人も現れました。

 

確かに尾形光琳の燕子花図は背景が金色地であって、どうやらこちらをモチーフした

 

帯だとおもわれますね。

 

いずれ あやめか かきつばた、という慣用句がります。アヤメ、カキツバタ、いずれも美しく似ていて区別がつきにくい、優劣がつきにくい、ことを意味します。

 

アヤメを漢字でかくと「菖蒲」。菖蒲(ショウブ)と同じです。ショウブの花としれ知られるのは、アヤメ科のハナショウブで、菖蒲湯に使われるショウブとは別の植物なんです。

 

カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの違いは分かりにくいけれど、どれも5月が見ごろの花です。

 

ここに、よく知られる競馬の格言があります。皐月賞は、最も速い馬が勝つ、

 

菊花賞は、最も強い馬が勝つ、これに対して日本ダービーは、最も運のある馬が勝つ、

と言われているんですね。

そして、帯の模様であったカキツバタ花言葉は、幸運は必ず訪れる、と・・・

 

きっと石川さゆりさんはすべて知っていて、この装いを選んだのでしょう。

 

無職地で出走馬を立てて、カキツバタの帯で季節感を出して、競馬界最高峰の勝負への思いを伝えた。

まさしくこれが装いの美意識というものでしょうか。すごい。

 

「馬の走る音、リズムがあって躍動的で心が躍ります。競馬場には初めて参りましたが、あの澄んで優しく、賢さを秘めた瞳と力強く疾走する姿は、本当に美しいと思いました。馬たちの眼差しを見ると、レースに臨み力の限り走るのは、他ならぬ自分たちの意思でありプライドだと思いました。

優勝されたドウデュース武豊騎手、関係者の皆様、おめでとうございます。熱い走りに清々しい気持ちをいただきました。サラブレッドたちは私の歌を聴いてくれたでしょうか」