リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

平成ジャンプ

 

平成が始まった30年前。日本はバブル景気でしたね。その年、

世界の大企業ランキング上位50社のうち日本企業が32社を占

めていました。平均株価は4万円に迫っていました。

 

しかし、バブルがはじけて。その後遺症はその以降の30年間、

日本経済を苦しめました。・・・今の平均株価は2万円第前半。

世界の大企業ランキング上位50社に日本企業は1社しかない。

30年前、NYダウ平均(1年平均)は2753ドルでした。それか

ら昨年は23327ドルだから実に8倍以上高くなった。・・・

 

この差は何か。・・・・

 

米国ではGAFAに代表されるように、IT先進企業が経済をけ

ん引してきたのが大きですね。日本が平成の間、世界ではIT技

術が飛躍的に進展しました。ところが

 

日本のIT関連企業はGAFAの足元にも及ばない。ゾウトアリ

ですね。日本ではITの先見性にまるできずかない経営者が多

かった。パソコンを触ったことがない政治家が世間を唖然とさせ

たが、これは珍しい話ではなく、こういう人は日本に多いはず。

IT革命の波に乗り日本を成長軌道に導かねばならないのに、頭

が昭和のまま無為無策で平成時代を過ごし、平成時代を終えよう

としている。こういう人たちを ”平成ジャンプ”と呼ぶらしいで

す。

 

平成に入る前は業界首位も座にあった企業もその典型だった。し

かし、平成に入りコンピュータが世の中に出だしたころ、ライバ

ル企業がいち早くコンピュータを活用したビジネスに乗り出した

んですね。我社の経営陣は首位の座に安穏として、保守的な経営

に終始するのみ。・・ 先見のあるライバル企業はあっという間

に追い越して行った。いまではもう、ゾウとアリ、ライバル企業

を逆転することはあり得ない。

 

このような先見の明るい企業が続々と現れたら、今の日本経済は

活気づいたものになっていただろう。

 

ところがそうはならなかった。パソコンを触ろうとしない企業幹

部が多いという情けない状況ではIT革命と言われてもピンとこ

ない。やったことといえばリストラぐらいですかね。安直にも人

件費を削って大量の非正規労働者を生み出しました。

 

教育現場においてもIT関係の教育をもっと早くすべきだった。

 

反対に、IT教育を推進して、企業がIT化n関わる人材をどん

どん採用していたらここまで差はなかったでしょう。それに、就

職氷河期は避けられて非正規労働者が溢れる社会にはならなかっ

たでしょう。平成ジャンプたちの罪は重い。