世の中にはとても面倒な習慣があります上座・下座
世の中にはとても面倒な習慣があります。
その一つが上座と下座。
日本独特の文化です。
知り合いの女性が、子供の通う学校でのPTA集会に出席したときのこと。
集会は教室を借りて行われた。
彼女がそのに着くと、そのにはすでに30名ほどが集まっていました。
ところが、前の方の席には誰も座っていない。
大半の人は後ろの方の席にいる。後ろで立っている人も。
彼女は、最前列の中央の席に座る。
教壇の前の場所だ。
そこに座った理由は、しいて言えば話を聞き取りやすいと思ったため。
このところ耳がやや遠くなっているから。
その日は何事もなく過ぎ去ったが、後日人づてに聞いた話にびっくりしたそうです。
集会に出席した人がSNSで彼女の事を変わった人だと批判しているとのこと。
要するに、ポツンと座った最前列は上座であり、堂々とそこに座るのはマナーに
反していると。
これを聞いて初めて、前方の席がガラガラだった理由が理解できたそうだ。
そういう場においても上座と下座にこだわる人が今もって多いことにも
改めてびっくりさせられた彼女は、2度とPTA集会に行かないときめたそう。
そういえば大学の講義でも同じような光景が見受けられる。
教壇の前の席に座っているのはまばら。学生は後ろの方に固まっている。
学生でも前の席に座ることははばかられる。
なぜこのような光景が広がるのか。