シワ 顔の老化を加速させてしまう間違った情報に注意
私たちが普段、インターネットや口コミを通して目にしているさまざまな美容情報。
それらの中には、効果が期待できないどころか、老化を加速させてしまうものもあるって知っていますか?
皮膚科専門医の『女医が教える、やってはいけない美容法33』の中で、私たちがしているよくある勘違いをズバッと斬っています。
今回は、美しくなるためのアドバイスを。
その美容情報、本当に信頼できる?
-ー『女医が教える、やってはいけない美容法33』では、美意識が高い人がやっていそうなことが悪い習慣として紹介されていて衝撃でした......。顔ヨガやランニング、マツエクをしている人って結構多いと思います。
「現在は、いろいろな人が情報を発信できる時代。『〇〇が効く』などメディアで話題になっている美容情報の中には、信頼できないものもたくさん含まれているのです。
今回の著書の中でも紹介していますが、例えば顔ヨガはかえって輪郭崩壊につながる可能性がありますし、ハードなランニングもアンチエイジングの観点から考えるとおすすめはできません。マツエクも負担がかかりすぎます」
-ー著書の中では、他にもたくさんの習慣を結構バッサリ斬っていますね。皮膚科専門医である慶田先生にこうハッキリ言っていると説得力が違います。
その美容法、スキンケアは本当に大丈夫?
「若い頃は体力があり、特段何もしなくても肌の調子が良かった方もいるかもしれません。
でも30代、40代と年齢が上がるにつれて、そうはいかなくなったと実感し始めた方も多いのではないでしょうか。
大人の美しさは、正しい知識を前提としたケアで保つことができるのです。
ひと昔前まで、個人レベルでは情報を手に入れること自体が難しい時代でした。それが今では、さまざまな情報があふれ、情報の海で溺れてしまっている方が多いと感じます。現代に生きる私たちは、信頼でき、そして自分に必要な情報を選択することが求められているのです。
さらに、正しいとされるその情報が、本当に今の自分にとって必要かどうかの判断も必要になります。
皮膚科専門医として、そして美容医療に携わる者として、多くの方々に正しい知識を身につけ、美しくなっていただきたいと思い、今回の『女医が教える、やってはいけない美容法33』を執筆しました」
洗顔ひとつでも、間違ったやり方だと肌にダメージを受けてしまうことも!?
「『美』の定義は難しいですよね。美しいとされる顔の条件には、顔の形やバランス、肌の瑞々しさなどさまざまなものがありますが、これらはすべて、心地よさや健康的なイメージ、安心感を相手に与えるものです。
美しくなることは、自己肯定感が高まることでもあります。
肌の状態は内臓疾患と違って、相手の目に見えるもの。見た目にとらわれすぎるのもいけないけれど、見た目が人と人との関係性に与える影響も大きいと思います。
例えば、顔のシミや眉間のシワが気になるため俯きがちで、なかなか人と上手にコミュニケーションがとれない方。自分に自信が持てないと後ろ向きな態度や言動になってしまい、仕事でも人間関係でもさまざまなチャンスを逃してしまいます。とてももったいないことですよね。
実際、見た目に自信を持てるようになったことで、行動や言動が前向きになり、人生が変わったと笑顔で報告される方がたくさんいらっしゃいます。