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高校生向けに英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を鍛えるスマートフォンアプリの提供を開始

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高校生向けに英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を鍛えるスマートフォンアプリの提供を開始しました。

「書く・話す」能力は2020年度から新たに大学入試で問われ始めるが、能力の個人差があり教員の指導も行き届きにくいのが現状です。学生が個別学習できるようにして、効率的な能力向上を目指すもの。

リクルートパートナーズは12年から、小学生から高校生向けに時間や場所を選ばずにスマホなどで人気講師のさまざまな教科の授業を受講できるサービス「スタディサプリ」をはじめ、18年末時点で約60万人の会員を獲得している。

4月から提供を始めた「英語4技能コース」は、ディクテーションや音声を聞きながら発声する「シャドーイング」などに取り組みながら、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を総合的に学べるサイト。

4技能コースを設けた背景には20年度に始まる大学入試改革がある。新たに始まる「大学入試共通テスト」では従来に比べ、「聞く」能力を重視するほか、英検やベネッセホールディングス英語検定「GTEC」などの民間試験を活用し「書く・話す」能力を問い始める。4技能を総合的に鍛えることが志望校合格への重要なポイントとなる。

すでに公表されている共通テストの試行調査の問題を分析し、類似する問題を作成。テスト対策として活用できるリスニング問題を夏ごろをめどに提供し始めるそうです。英検などの民間試験対策のコンテンツなども提供する。

各技能それぞれ鍛えるだけではない。例えばリーディング対策で長文問題の演習に取り組んだ後はその長文の英語音声を確認したり、音読してその音声を聞き直したりなどしてスピーキングなど他の技能も鍛えられる。要所要所では人気講師による講義動画も視聴でき、理解を深められる。

4技能コースは学校単位で加入することになる。そのため、教員が生徒の学習の進捗状況を確認できる機能も充実させている。

書く・話す能力の学習は個別学習が需要となり、教員が個々の学習状況を把握するのが難しい。将来的にはシステム上で生徒が発した英語の音声を確認できる機能の追加も検討しており、生徒の4技能コースへの取り組み状況に応じて教員は生徒に柔軟な指導を提供できるようにする。

4技能コースは生徒1人当たり年間9千円で利用できる。他のサービスをすでに導入している学校には割引もあるととのこと。19年度は5000校への導入を目指す。

 

大学入試共通テスト

2020年度に始まる、センター試験の後継テスト。

英語では配点がセンター試験の筆記200点、リスニング50点の計250点から、リーディングとリスニング各100点の合計200点に変更になる。さらに英検やGTECなど、複数の民間試験を活用し「書く・話す」能力を問う。新試験では4技能をバランスよく鍛えておくことが必要だ。