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27歳症候群 

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社会人生活5年目。27歳の後輩が悩んでいるようだ。

現在勤めている会社には不満はないものの、ぼんやりと転職という頭の中を駆け巡る。ステップアップに備えて資格を取得した方がいいのか、はたまた語学留学して英会話力を磨こうか。働く人は誰しも一度は転職を考えるものです。変化を求める心境である。そして結婚。今の彼氏と結婚した方がいいのか。社会人になってから合コンその他、数限りない出会いの場を重ねてようやく見つけた彼氏だ。この機会を逃したら、もう出会いがないかも。アラフォー独身など絶対イヤだ。そう考えるとタイムリミットが迫っているかもしれない。27歳症候群というやつだ。この言葉はその昔、転職支援雑誌の編集部が考えたのもの。今なお27歳というのは、今後の人生について悩みが深まるターニングポイントのようです。

この20年あまり多くの日本人が大リーグに挑戦した。こちらも27歳症候群か。イチロー選手をはじめ、27歳前後の時に海を渡りメジャー移籍を果たし人はとても多い。この年齢は高卒なら日本でのキャリアは10年ほど。大卒なら5年。大リーガーになるぐらいだから結構な金額の年棒をもらっているはずであり、現在所属している日本球団には大きい不満はない。それどころか、球団側は来期もウチで活躍してほしいと、契約更改交渉において年の大幅アップを呈示している。でも、当の本人は自分の商品価値がきになる。

スポーツ選手は30歳を過ぎたら下り坂。ここが自分を高く売る絶好のタイミングと考えてメジャー挑戦を決めるわけだ。さて、大リーグへの転職の成果はというと、投手と野手では明暗がハッキリわかれている。日本人投手の活躍は日々のニュースでご存知の通り。かたや現在も大リーグに所属している日本人野手はいない。理由は守備面でぶつかること。日本人野手は大リーガーに比べて方が弱く、三遊間の深い打球を1塁へ送球する際にワンバウンドになることが多い。大リーガーはノーバウンド送球が普通だ。また、日本人選手はクロスプレーでの激しい接触に不慣れなため、負傷するリスクが高い。天然芝のメジャーの球場への対応策も今一つ。このことから大リーグ側は日本人選手を高く評価しておらず、この6年間日本から大リーグへ移籍した野手専門の人はゼロ。

後輩の話に戻るが、転職せねばならない差し迫った、あるいは明確な理由がないのなら、今の会社で働き続けるようにアドバイスしておいた。仮にステップアップを果たしたとして年収もアップしたら、その分仕事の難易度は高くて責任は重くなるし、社内のき競争も今の会社の比ではない。ストレスも同様。

転職に過剰な期待はできない。

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