脱プラストロー 環境問題に波及
環境問題に波及 脱プラスチックストロー
プラスチック製ストローの廃止の動きが、世界中に広まっているなかで、居酒屋チェーンにも広がってきています。
居酒屋大手のワタミもストローを竹由来のものに変更。
「塚田農場」を展開するエー・ピーカンパニーは全店でストローを取りやめ、より持ちやすいグラスにきり替えた。
代替品への切り替えはコスト増につながるが、環境問題に敏感な消費者の視線を意識して対応を急いで見えます。
ワタミは約60店舗でプラスチック製ストローの提供を取りやめ、主に竹の食物繊維を使用して作った「竹ストロー」に変更。
竹ストローは間伐在として伐採した天然の竹のみを使用して、燃やしてもダイオキシンなどの有害物質が発生しないらしい。
これまでの2業態で月間で消費していたプラスチック製ストローは約14万本。
居酒屋「塚田農場」はグループ全体で原則プラスチック製ストローの提供をとりやめる。
ソフトドリンクとアルコール類の区別がつきにくくなるため、今後はくびれたグラスでソフトドリンクを、通常のグラスで酒類を提供するらしい。
顧客からの要望があれば、紙製のストローを提供するそうです。
1月から「四十八漁場」などの居酒屋24店舗で、先行してプラスチック製のストローの提供をやめていた。塚田農場も在庫が残っている店舗については使い切ってから終了するらしい。
「海鮮居酒屋はなの舞」を展開するチムニーは、グループ約700店舗でプラスチックストローの提供をやめる。今後は「アルコール0%」と文字の入った再利用可能なマドラーをソフトドリンクにつけて提供するらしい。顧客から要望があった場合のみ、紙ストローで対応。
「酔虎伝」は4月からプラスチックストローを廃止し、紙製ストローに変更。今秋にはさらにマドラーに切り替える。
飲食業界ではどうか?
すかいらーくは、「ガスト」で昨年12月にすでにプラスチックストローを中止している。今月中にグループ全店で全面廃止する見通し。
「スターバックス」も2020年をめどに前面廃止を掲げている。
「タリーズ」は、微生物に分解されるバイオマスプラスチック配合のものに変更。
現行のストローは、210ミリメートルから180ミリメートル短くして、使用するプラスチック量を軽減する。
海外では企業の環境配慮や取り組みに対する消費の目線は厳しく、集客や企業イメージに直結すると思われます。
訪日客が増える2020年の東京オリンピックまでに実地を急ぐ企業が今後もふえそうである。