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洗うたびに環境悪化を引き起こす合成繊維の服

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世界的な問題として今後の取り扱い方法や削減方法が注目されているプラスティック素材。海に漂うマイクロプラスティックの問題は深刻な環境問題として取り上げられています。レジ袋の有料化の導入、ストローをプラスティック製から紙製に切り替えるなど、少しずつですが明らかに変化は起こっています。

素材にプラスティックを取り入れた合成繊維の衣類が環境に悪影響を与えていることを以前紹介しました。新たな問題として、合成繊維の洗濯によるマイクロファイバーの放出が挙げられます。

例えば、ポリエステル製のフリースを1回洗うことに約100万本の小さな繊維が排水管を通って放出されています。フリースに限らず、合成繊維から作られた衣類のほとんどが同じように洗濯によって繊維を放出しており、それらは川や海に流れ出ています。さらに調査を進めた結果、収穫したあるいは、スーパーマーケットで売られているムールフ貝のすべてから、下着などから出たマイクロファイバーが検出されました。結果、食物連鎖として人間がマイクロファイバーを摂取していることが懸念されます。

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