グルメ投稿 報酬は代替通貨で
ブロックチェーン企業のGINKAN(ギンカン)は利用者の投稿に報酬としてトークン(代替通貨)を発行するグルメSNSアプリの提供を始めました。
加盟店で決済すると、QRコードで支払額の1~5%相当のトークンを発行する。SNSへの貢献度に応じてトークンも発行し、飲食店へ送客を支援するんです。
グルメSNS「シンクロライフ」は人工知能(AI)が利用者の位置情報や料理のジャンル、ページの閲覧時間などを基におすすめの飲食店を紹介します。都内を中心に50店舗が登録済みで、年内に1千店を目指す。7月はキャンペーンとして支払額の最大20%相当のトークンを発行しました。
2018年8月に試験的にサービスを始めました。
質の高い評価や投稿につなげるために、これまで紹介されていなかった店舗について投稿したり投稿を見た他の人がお気に入りにしたりするなど、SNSへの貢献度を評価してトークンを発行する仕組みを設けています。日本語や中国語など4カ国言語に対応していた。
飲食店は初期費用や月額費用なしで導入できる。
利用者によるレビューを基来店した利用者の支払額の5%を店舗側から手数料として受け取る代わりに、広告を掲載して集客を支援する。
トークンという言葉自体はさまざまな文脈で使われることがあり明確な定義がありませんが、仮想通貨業界では一般的に、既存のブロックチェーン技術を利用して発行された仮想通貨のことを指して「トークン」と呼びます。
通常、仮想通貨はそれぞれ別のブロックチェーンを持ちます。例えば一般的に知られている仮想通貨である BTC や ETH は、それぞれビットコインやイーサリアムのブロックチェーンが利用されています。ブロックチェーンデータベースは対応する仮想通貨の取引記録であり、本来この 1 対 1 の関係は仮想通貨の前提とされています。
それに対しトークンは、既存のブロックチェーン上に新たに作られた仮想通貨のことを指します。その目的はさまざまで、基本的には利便性の向上を目指して特定の個人や団体による発行・管理が行われています。