リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

消費税増税・軽減税率がわかりにくい原因

こんにちは。

あす消費税が引き上げられます。

消費税引き上げに伴い、軽減税率が導入されます。

対象は「飲食料品」と「一定の新聞」。

適応対象となる新聞は”一定の題号を用い、政治、経済、社会、文化等に関する一般社会的事実を掲載する週2回以上発行されるもので定期購読契約に基づくもの”となります。わかりにくいといわれる飲食料品であるが、基本的に家で飲食する分が適応対象だ。(酒類を除く)。それでも身近なところで違和感を覚えるシーンに遭遇することもある。

イートインのあるコンビニでおにぎりを買った際、イートインで食べるか、テイクアウトするかで税率が異なる。

イートインならば10%で、テイクアウトなら8%。

なかにはイートインで食べようとおにぎりを買った際、イートインで食ようとおにぎりを3個買ったものの、お腹が膨れて1個持ち帰る人もいるだろうが、払い過ぎた税金は返ってこないんです。

逆にテイクアウトでおにぎりを買ったが、急に雨が降ってきてイートインで食べれば、脱税行為になるのか?

店員は差額分を徴収しなければならないのか?

想像しただけでめんどうです。

電子チラシサービス「Shufool」が8月30日に発表した「主婦の消費増税に関する意識調査」によると、

「全く理解できない」9.6%

「あまり理解できない」37.7%となり

約半数の主婦は軽減税率制度を理解していないことがわかった。

上に書いたように例外的な規則があり、わかりにくいことが要因と考えられる。

わかりにくい物事に対し、理解しようと努める人がいる一方、避ける人が多いのも世の常。

牛丼チェーン「すき家」を展開するすき家本部は3日、10月からの消費税率引き上げと軽減税率導入への対応として、店内飲食と持ち帰りの牛丼の税込価格を統一すると発表しました。消費増税に伴う客離れ、軽減税率導入に伴う客の混乱を防ぐことが狙いとされています。

現在、主力の「並盛」は税込みで350円。消費増税に合わせて、店内飲食は税率10%、持ち帰りは軽減税率適用で8%になる。

そこで店内飲食の場合は318円+税10%で350円。

持ち帰りの場合は、324円+税8%で350円。とし、

店内の本体価格を実質的に値下げし、価格を統一したんです。

すき家の「統一価格」は、消費者にとってわかりやすいものであるが、別の言い方をすれば、一物二価(内税)のわかりにくいシステムのしりぬぐいを企業努力で行ったわけです。

果たして、同じ商品を買って店内飲食とお持ち帰りで税率が異なることに違和感を覚えた政治家はどれだけいたことか?

政治のわかりにくさは、政治家の庶民感覚の欠如に起因するのではないでしょうか。

f:id:yasuhirokamei0912:20190930111615p:plain