言葉で人間の意識を変えることは結構簡単 「具体的でわかりやすい言葉」
こんにちは。
今日は、言葉の ”ちから” についてお話しましょう。
言葉で人間の意識を変えることは結構簡単で、飛躍させるのが良く用いられるのがスローガン。
これは社会・個人や各種団体の理念や、運動の目的を、簡潔にお言い表した覚えやすい言葉や標語のことです。スローガンが書かれた額縁を事務所に飾っている会社も多いだろう。良いスローガンは、従業員の心を1つにまとめることが出来るので、スローガンを持たない会社はぜひ、素晴らしいスローガンを作ることをお勧めします。
そこで大切なのは具体的で分かりやすい言葉を使うこと。
わかりにくくて伝わらなければ、スローガンを作る意味はない。
「CATCH THE GLORY 新時代、熱狂しろ!」、「奪Sh!」、
「驀新(ばくしん)」、
「Be Aggressive #超攻撃型」、
「マウエ↑」、
RESTART!日本一の東北へ」。
これらは今年度のパシフィクリーグ6球団のスローガンで、1つ目、2つ目、6つ目のチームが今シーズンAクラスだった。
2つ目のスローガンを掲げたチームは、日本シリーズを圧勝しました。
この3チームのスローガンに共通しているのは、1位を目指すことが選手にもファンにも伝わる点。
ほかの3チームのスローガンは、何を言っているのかわからない。特に「驀進」は ”ばくしん” と読むらしいが、これを正確に読める人がどれだけいるのか大いに疑問。
ダメなスローガンの典型例と言わざるを得ない(あくまで個人的な感想)。スローガンが全ての要因ではないのですが、これら3チームはBクラスに沈んだ。
一方セントラルリーグ6球団の今シーズンのスローガンは次の通り。
「水金地火木ドッテンカープ」
「KEEP ON RISNG~躍進~」
「和と動」
「Go Beyond The Limit」
「昇竜復活!WITH BLUE」
「ぶち破れ! オレがヤル」
1つ目のスローガンは失礼ながら、センスを疑う(あくまでも個人的な感想)。このスローガンが要因でもないと思いたいが、今シーズンの成績はドッテンと滑ってしまった。ほかにもよくわからないスローガンが並ぶ。
「和と動」はわかりやすい。
作者はチームの監督。「和」はチームワークやチームを愛する心、「動」は個々のパフォーマンス。両方備わって、チームは最大の力を発揮するという意味。
このスローガンの通り、チームは最大限に近い力を発揮して、セリーグを制したものの、日本シリーズは・・・・。
6つ目の「ぶち破れ!オレがヤル」も選手の心に大きく響いたか、昨年の最下位から3位へと躍進した。
働く人の頭にスローガンがスッキリと入ると、自分たちが所属する組織(つまり自分)の目標が理解できる。
結果、働き方が断然かわってくる。監督やコーチ、上司などがガミガミ言うより何十倍もの効果がありますね。
先日終わったラグビーワールドカップの日本代表のように
「ONE TEAM」の言葉通り一つになって強かったでしょう。(今年の流行語大賞にノミネートされた。)
と言うことで言葉には大きな力が潜んでいます。
その力を引き出すためには、
・具体的で分かりやすい言葉を使うこと。
それでは、皆さん明日もいい一日でありますように。