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「自分で考える力」が問われている中で、重要なのは「理論+想像力」

こんにちは。

今日は、「自分で考える力」が問われている中で、重要なのは「理論+想像力」ということをお話しします。

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世の中ますます思考のオリジナリティが求められている時代になってきています。

さまざまな技術や、思考方法のコモディティ化により、パタ-ン化された
思考や発想の価値が下がりつつあります。


これに対して、改めて「自分で考える力」が問われています。

これからの時代、ビジネスや日常生活において意見を求められた際に、どこかで見聞きしたことのあるような「テンプレート通り」の返答しかできない
人材の市場価値は大きく下がっています。

 

それには、「考える力」の本質は「理論+想像力」にあります

 

結論から言えば、「理論で理路整然と考え、想像力を駆使して考えを深め、自分なりの答えを出す」ことです。
そのためには、理論+想像力の思考法が不可欠です。

まさに、新しい時代に求められているスキルといえそうですが、どうすればその力を養うことができるのでしょうか。

 

まずは、前提の「理論」の部分を鍛えるトレーニングをしてみましょう。

突然ですが問題です。

月曜ならあA駅の売店に「本日ポイント2倍」の札が立つ、ということがわかっています。

問題さて、正しいのは次のうちどっち?

(1)A駅の売店に「本日ポイント2倍」の札がたっていないなら、今日は月曜日ではない。

(2)A駅の売店に「本日ポイント2倍」の札が立っているのなら、今日は月曜日だ。

 

ヒント 言われている内容が以外は考えないこと

いかがですか。

 

正解は (1)です。

中には「月曜以外の曜日には札は立たないだろう」と考えて、(2)も正しいと思った人もいるかもしれない。
しかし、前提の事実としてわかっていりことは、あくまで「月曜なら札が立つ」ということだ。
つまり、「月曜以外には札が立たない」ということは、一切言っていないのだ。

それは、「他の曜日にも札が立つ」という可能性があることを意味している。
よって、(2)は正解とは言えない。

「目の前にある情報を、思い込みや勝手な連想なしに、言葉通りに受け止めて考える」こと。
それが「理論」の世界であり、「自分で考える力」の基本となる。

「想像力が」が理論をより強固なものにしてくれている

 

そして、理論と並んで重要になるのが「想像力」です。

意見や主張に説得力を持たせるためには、理論を裏付ける”根拠”が必要になってくる。
そして、そこで力を発揮するのが想像力です。
たとえば、以下の主張があったとしましょう。

 

「日本人には、英語を話すのが不得意な人が多い。なぜか。それは、読解重視の英語教育を受けてきたからだ。」

この主張には説得力がない。
「読解重視の英語教育」と「英語を話すのが苦手な人が多い」ことの間に何かしらの関係があったとしても、前者が必ずしも
後者を多く生み出すとは言えないからです。
では、こん主張を論理的で説得力のあるものにしてくにはどうすればよいのか?

 

それは次の3つの考え方のプロセスにあります。

・根拠として他に何か考えられるか
たとえば、「日本には『察しの文化』があり、話すことよりも黙って察することが重視されてきたから」

 

・この主張に反論することは可能か、反論できるとしたらどんな根拠が思いつくか
たとえば、「英語をはなすのが得意な人は増えている」という前提がある

 

・他の根拠を考えたり、理論を検討したり、前提を疑ったりしながら主張を論理的なものにしていこうとする。
その際に必要なものは、「こんな考え方もできるのでは?」と想像することです。
つまり、想像力を鍛えることは、理論的な主張を行えるようになるために不可欠なんです。


「答えのない問題」に挑むことで得られるのもとは?

 

変な問題を紹介します。

問題 5色の輪ゴムで最大の価値を生み出す方法を考えてください。

 

問題 「寝るのが仕事」といえる職業を思いつくだけ挙げてみてください。

 

上記の問題は、いずれもスタンフォード大学の授業で実際に取り上げられた問題です。

言うまでもないが、上記の問題には「正解」がありません。
こうした問題と対峙する際に重要なことは、1つの「正解」を求めることではなく、どのようにアプローチしていくかなんです。

そのアプローチを、「理論」と「想像力」を駆使して説明していきます。

 

世の中が多様性化するに伴い、前例がなく、正解がわからない問題・課題に遭遇する場面は増えてきています。
「変な問題」に真正面から挑み、「自分で考える力」を鍛えることが大きな意味があるんです。

それでは、今日もいい日でありますように。