思考の「捉え方」の傾向を知ると人生が変わります。
誰にも思考の癖があります。
「考え方の特徴」ともいえますが、この傾向を自分自身で自覚することが重要になります。
例えば、誰かに何かを指摘されたとき、「失礼だ」と感じて腹が立つこともあれば、「よく見ているな」と、あえて伝えてくれたことを好意的にとらまえることもあると思います。指摘した相手や内容にもよりますが、この「捉え方」が、気持ちや言動に大きく影響します。
まず、この傾向を自分で知ることが大切です。自分を理解することは、他人を理解すりことにも大いに役立ちます。
自分の性格について自己紹介をしてくださいと言われたら、ご自身をどのように紹介するでしょうか。少し考えた見てください。長所と短所、どちらを中心に話しますか?
長所を中心に話す方はプラス思考、
短所を中心に話す方はマイナス思考、
の傾向があります。「運がいいと思っている人ほど成功しやすい」といったこともよく言われますが、前向きな気持ちは良いパフォーマンスにつながり、力を発揮しやすくなります。同じ現象を目の前にしたときの捉え方が違うんです。
コップに水が半分入っているという状態をみて、
「まだ半分ある」と捉える人と、
「もう半分しかない」と捉える人がいます。
前者は、ゆとりと安心、
後者は、焦りと不安を生みやすくなります。もちろん、慎重さやリスク管理が大切であり、後者の感覚も大切ではありますが、前に進むには、失敗を恐れるよりも失敗を乗り越えられる感覚が大切です。
それを確立するための方法の一つとして、「リフレーミング」(枠組みを変える)という考え方があります。
例えば、「せっかち」と聞くと、落ち着きがないマイナスイメージを持ちやすいですが、
「機転が利く」「行動が速い」と表現すると、プラスのイメージになりますね。
物事には、良い面悪い面もあります。違う角度から、より良い捉え方を意識があると、自分自身の自信につながり、ゆとりが生まれます。
人は、自ら変わろうとしない限り変わることはなく、他人が誰かを変えることは出来ません。短所だと思っていたことを、リフレーミングによって、長所と捉えれば相手の良いところを見つけられます。すると、相手はあなたからの承認を実感することができるため、自信を持ち、やる気が育まれ、それに伴って行動が変わってくる可能性が高くなるのです。
リフレーミングによって、まずは自分への見方を振り返って、さらには、他者はの見方も変えてみてはいかがでしょう。