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がっかり名所てなに 世界文化遺産 大仙古墳群

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かの有名な日本最大の古墳・大仙古墳がある。

隣接する大仙公園ともども、緑が多いこと、ウオーキングコースにはもってこい。

また人通りが少なく静寂に囲まれていることで人気だ。

時を忘れてウオーキングができる。この大仙古墳を含む堺、羽曳野、藤井寺にある49の古墳群=百舌鳥古墳群及び古市古墳群が今年7月、世界文化遺産に登録されました。

目玉は大仙古墳。以前は仁徳天皇陵と称されることが多かったが、実際の被葬者は不明なため最近では「大山古墳(伝・仁徳陵」」と称されたりする。

エジプトのピラミッド、中国の始皇帝陵と並ぶ世界三大古墳の一つとされている。

 

日本の場合、世界遺産とは単なる観光振興策だと捉え、勘違いする人たちが多い。だから観光客が押し寄せるのかと危惧していた。だが、今のところ観光客は以前に比べると、多少増えたかなと感じる程度。

大仙古墳が造られたのは1550年前。このような建造物が今まで守られてきたことには改めて感心する。できれば未来永劫、残したい。

 

世界遺産とは世界中の人たちの宝物として守る必要がある貴重な文化財や自然のこと。その趣旨にかなう古墳群が、世界遺産に登録されるのはとても喜ばしいことです。

でも、古墳群を観光対象とするのは無理筋だろうと思う。

メインの大仙古墳は中を見ることができないうえ、とのかくでかすぎる(全長約500m)ので、ただに森を眺めている、いわゆる ”がっかり名所” だ。

がっかり名所とは、前評判の高さにひかれて訪れた観光客の期待を裏切る観光名所のこと。

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古墳群を訪れた観光客のネット上の口コミをいくつか紹介ると、評判の声もあるにはあるが、辛口な声が圧倒的に多い。

「大仙古墳の正面にはボランティアガイドがいて、ためになることを教えてもらいました。が、いずれの古墳も周囲を住宅に囲まれているため景観が悪く世界文化遺産には不向き」、

「外周を見たところで何もわかからないので、 ”新世界三大がっかり名所” の有力候補だ」、

「民家と狭い道を挟んで隣り合っているうえ、中は入れないから堀と森と鳥居しか見えない。観光地にするには厳しい」、

伊丹空港へ向かう飛行機からよく見えます。形を知っているだけに、ロマンを感じる」等々。

 

そう、大仙古墳は横から見てもがっかり名所に過ぎない。

離れて高い所から眺めるのがいい。古墳を見るためだけなに飛行機に乗るわけにはいかないから、一番のお勧めは無料で入れる堺市役所高層館展望ロビーだ。

古墳の大きさを感じるにはここが一番いい。

みんなが近づいてしまうと静寂が失われる。

どうかこのままお気に入りの雰囲気を台無しにしないようにお願いします。