自分の健康診断で分かった「認知的不協和」て何
こんにちは。
毎年、必ず健康診断を行なっていなす。
意識的に健康管理に取り組まないと、数値が悪化してきたり、場合によっては要検査の項目が出てきてもおかしくない年齢なだけに、最近は検査医師の所見を聞くのがコワい。
幸いにして、「ほぼ健康」と診断されるんですが、毎年一部項目で少しずつ数値が悪化している。
医師からもやんわりと生活習慣を指導された。
思い当たる節はあり過ぎる程ある。
運動不足、
偏食、
暴飲、暴食など。
特に食事については、改善の余地があると思う。
スナック菓子や甘いお菓子を毎日のようにつまんだり、炭水化物に偏ったメニューが続いたり、
体に良くないと分かっていながら、これがどうしても止まらない。本当に困ったものだ。
なぜ時の人間は、身体に良くないと分かっていながら、お金を払ってまで有害なあろうと思われるモノやコトが辞められないのか。
この答えを導き出す理論の一つにアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した「認知的不協和」があります。
「考えること」と「行動」に矛盾が生じている状態のときに、これを解決するために、
①考えに合わせて行動を変える
②行動に合わせて考えを変える
のいずれかを選ぶ必要があるという。
理想は、①を選ぶことです。
「身体に良くない事は控えよう」と。
ところが多くの場合、人は②の方法で認知的不協和を解消しようとする。「お酒、タバ、ギャンブル、ゲームなど、ストレス解消のためたまには必要」
「むしろ、我慢する方が身体に毒」と現実逃避し、行動を正当化してしまう。
この感覚が日常化すると、いつの間にか脳の回路が変化して、自分の意思ではコントロールできない状態になってしまい、これがやがて「依存症」に繋がってしまうこともあるそうです。
もうこうなると、周囲がいくらいましめても、本人がいくら反省や後悔をしても、また繰り返えしてしまう。いわゆる脳の病気といえる。
昨年相次いだ芸能人の薬物問題を見ていると、まるで別世界の話のような気もするが、あらゆる依存症への入り口はかようにそこらじゅうにある。
本人も気付かないうちに侵されていることも少なくないから、今一度自身の「認知的不協和」に対する意識を見直してみる必要がありそうですね。
人間関係でも認知的不協和が存在します。私の会社でも自分の意見を頭から否定したり、何か必ず否定しなければいけないような風に言ってくる人がいます。
自分が間違っていない限り、否定されても、批判されても、認知的不協和の解消をしているんだと思って、参考程度に留めて、気にしすぎないようにしよう。
日本には、昔から「出る杭は打たれる」という言葉があるように、実際には何の問題もないのに否定したり批判したりする人がいます。
あたかも、自分が正しい常識人のようなフリをして…
実は、これも認知的不協和の解消なんですよね。
自分の価値観や自分の一般常識感からはみ出していると、それを不快に思って、ヘンな正義感でその出た杭を叩くわけです。
もしかすると、相手は、自分も本当はそうしたいのに、そうできないからなのかもしれません
理由はどうであれ、とにかく不快なんです。
だから、その不快を解消するための行動をしているだけなんです。
だから、何の意味もありませんし、中身はまったくありません。
だから、あなたは、誰かに迷惑をかけていない限り、自分の信じた道を行けばいいんです。
そうれば、あなたの道は拓けていきます。
それと、最も重要なことは、あなた自身も、自分の認知的不協和の解消のために誰かを否定したり批判しないことです。