リョウガのページ

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ファッション業界の消費主導経済は終焉する。

 こんにちは。

今日は、ちょっと固いお話。経済・産業。

消費主導経済の終焉が始まってきています。

その消費経済の総決算がファッション業界であると思います。

 

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シーズンごとで商品を買い揃えて、買い足して、買い替えてと、

どんどん商品を買わせたくさん持ってもらい、使いもしないのに買ってもらって儲けている。

このような時代はもう割るでしょうね。

今はもう昭和のビジネスではなく令和のビジネスを考えなくてはならない。

そこで産業パラダイムは3つの要素が相互に変化することで変容していくんです。

それは技術、制度、社会文化それぞれに当てはまる要素が出来ているんです。つまり産業別パラダイムの変化が起きる。

 

昔、自動車が出現したことによって、物流の変化が起きたんですが、世界で1億頭の馬が消えました。

畜産業が破滅し、馬が競走馬と観光のみとなった。

車はアメ車のように、とかく早ければいいという考えは後に公害につながっっていきました。

つまり、技術が進化しても社会が耐えられない状況となった。

そのため、低公害車した作ってはいけないという法律が作れれました。そうなると自動車業界は困る。

そこでホンダの創業者がCVCCエンジンを開発して、低公害車の試験にパスしその技術を世界に提供したことで、一気に世界に広まった。

ただ公害は治まったが車の事故が増える一方でなかなか減らない。

そこで動くのが技術である。

スウェーデンボルボがシートベルトを発明しました。

その特許を無償で提供しました。無償で提供されて事によってシートベルトが義務化され、法律でシートベルトが出来ました。

このようにそれぞれが相互に作用していくことで産業は変化していくんですね。

だからファッション業界も作りっぱなしではもう通用しなくなってきているんですね。サスティナビリティーと言う言葉が出てきたのはそのせいなんです。

でもまた昭和のビジネスモデルがまだまだ強い。

世界で生産される衣料品の60%は誰にも着られず廃棄処分されています。世界の衣料品市場規模は272兆円にも登っています。人口爆発などから、これからもっと伸びると言われています。

世界に排出される温室効果ガスのうち10%はファッション業界が生みだしています。船舶や航空機よりも多くのエネルギーを消費しているんですね。

衣料品の寿命は3ヵ月伸ばすことで二酸化炭素排出量や水の使用量を10%削減できるといわれています。

今、世界で使い捨てにされている衣料品の量が急激に増えています。この問題に対する有効なのが、再利用やレンタル産業なのではないでしょうか。