リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

新型コロナウイルスで迷惑していますが、こんな時期に思ったこと。

こんにちは。

いきなりですが、質問です。

西暦607年(推古15年)に法隆寺を立てたのは誰でしょう?

その答えは聖徳太子だと。小学校のとき習いました。

でも聖徳太子は建てる命令を下しただけであって、実際に建築作業にあたったのは大工さん。

もっと詳しく言うと、建築技術を持った渡来人たちなんです。

渡来人とは移民のことです。古来、日本には大陸渡来の人々が様々な技術を伝えにきたんです。

それはまさに今日の日本の基礎を作ったと言っても過言ではない。

 

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古代の移民が日本にもたらしたものは数多いんですが、水田稲作技術を伝えた功績はとても大きい。この技術は大陸の朝鮮半島方面から日本に渡来した人々が、弥生時代が始まる紀元前3世紀頃に伝えたもの。

古代には大陸からはどんどん移民が日本にやって来ては、ためになる技術を色々と教えてくれたんです。

新羅から来た秦氏は京都に定着して、養蚕、機織、醸造、土木技術をもたらしました。

映画村で有名な太秦という地名は、その地が秦氏との関わりが深かったことに由来する。

百済から渡来した漢氏(あやと読む)は、主に大和や飛鳥地方で勢力を拡大して、鉄製、機織、土器生産技術など、あげればきりがないほどの多大な貢献を彼らはもたらしてきたんです。

移民なしでは古代からの日本文明の進化を語ることが出来ないいですね。

 

さて現代に戻りますが、G7(主要先進国)の中では突出してアメリカの経済が好調なんです。その他の国々は低成長率が続いていますね。アメリカの経済成長をもたらしたのはこれまた移民政策だといわれています。

アメリカの建国以来、どんどん移民を受け入れてきた国で、総人口3億190万のうち移民は約4663万人もいます。さらに不法移民も1000万人以上いると見られて、アメリカは世界最大の移民国家になっています。

このため、今やアメリカにとって移民は、国内の経済や政治を左右する重要な存在になっていて、低賃金労働者の一大勢力となっています。

 

さて今度は私の住んでいる日本。

仕事中、たまに街に出ると、ちょっと違った言葉を話す集団に良く会います。おそらく肌の色からみてインドネシアかタあたりでしょうか。大勢で、自転車に乗って南下していきます。

きっと、日本で働きに来た出稼ぎの人たちでしょう。

この光景をみて思ったのは、日本に対する移民政策はどうなっているのかと思いました。

少子高齢化問題を抱えている日本も、移民の受け入れ問題には他人事ではないと。

 

でも、日本で看護師になろうとアジアの国からせっかくやってきたのに、日本語で国家氏資格試験を行なって、大半を不合格にさせるという事実上の門前払いをやる始末。

今後、人口が減り続ける日本経済は誰が支えるのか。

答えはハッキリしている。もちろん、やみくもに移民を受け入れるのではなく、秩序のある移民政策を取る必要がある。

そうすることによって、彼らは日本の経済成長に寄してくれるでしょうね。

何か今、新型コロナウイルスが流行ってきて、大阪も人から人の感染がついに表れてしまいました。ちょっとこわいですね。

このような病気は持ち込まないで欲しいですが、海外の人の労働力は必要だと思い、こんな大変な事態で変ですが書いてみました。