リョウガのページ

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春がやってくるものとても早いことに対するメリット・デメリットとは

 

早いもので、冬が終わって春がやってくるものとても早い。

といいっても、この冬は記録的な暖冬だったので、1、2月に春の陽気を実感する日が多かったように思う。従って ”待ち遠しかった春” という感じは全くしない。

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気象庁によると、東日本、西日本ともに今冬の平均気温は平年の値を2前後上回って、1946年の統計開始から、最も暖かい冬となった。日本の冬は確実に短くなっている。

暖冬かつ冬が短いことのメリットといえば、暖房費が軽減される、冬服をあまり買わなくて済む、重労働の雪かきから開放される、くらいか。

逆にデメリットは、計り知れない。

自然のサイクルが大きく狂うから。報じられている通り、全国のスキー場で営業日数が激減して、閉鎖・倒産する運営企業も出ている。

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農業被害も大きい。近くで栽培している冬野菜はすべて、高温により育ちすぎている。一生懸命に収穫して小売店へ納める分がたくさん出荷したらたくさん売れるというもおではない。周囲の農家も同様に大量出荷する。

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こうなると、出荷価格がどんどん安くなる。また、収穫が追いつかず、大きくなりすぎた野菜は小売店へ出荷できない。自家消費するにも限度があるので残念ながら廃棄するしかない。

よって、売上高としては、例年以下の水準に落ち込んだ。

雪が無いということも深刻だ。雪は動物の食害から農作物を守る防波堤。それがないゆえ、山から人里へ降りてくる野生動物が負増えてい農作物が荒らされる被害が増える一方。米作への多大な影響も懸念される。米作には大量の水が必要になって、山から流れてくる雪解け水を利用していることが多い。その水がないということは、当然不作につながる。

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海水温の上昇も、海藻類やカキ、真珠の養殖へも影響が大。

テレビでは、春の訪れを告げるイカナゴ漁解禁のニュースが流れていたが、4年連続で不作だ。昨年以上の不漁という。イカナゴくぎ煮は近い将来、高級品になるだろう。

そして花粉症のシーズンが平年よりも早くやって来た。私も、花粉症でいつもくしゃみ、鼻水がでて困っている。電車の中で、せきやくしゃみをしたら、これをみてすぐに隣の車両に移動する乗客が何人も。1、2月は、新型コロナ騒動一色だった。強烈な印象を残した冬てして記憶に残るに違いない。

また、長期天気予報に関するニュースも流れていたが、しばらくは気温が高い状態が続きそうとのことで、夏の訪れも早まるかも。

今月に入ってもなかなか収束の気配がないコロナ被害も気温上昇によりウイルスを駆逐して、騒動が早期に治まることを願うばかりである。