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どうすれば集中できるのか考えてみました。おすすめ方法

こんばんは。

いつも会社にいって思うんですが、私の会社はとてもうるさくて、周りが雑音だらけで。朝早く出勤して静かなうちに早めの仕事をするんですが、人がだんだん増えてくるとやかましくなって、仕事に集中できなくなってきます。

そこで、どうすれば集中できるのか考えてみました。

 

集中の最大の敵は、”社内で好かれるための仕事”なんですね。

 

 コロナウイルスの影響でで仕事のかたちが変わってきた。
 ワンフロアのオープンオフィスフリーアドレス制、あるいはオフィスに縛られないテレワークなど、仕事をする場のカタチも多様化していますね。

 コミュニケーション活性化やコスト削減といったメリットがある一方で、「仕事に集中できない」といった声も少なくないんですね。

 仕事場で、高い集中力を発揮するにはどうしたらよいか。あるいは、集中できる仕事場をつくることは可能なのか。

 

 

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オフィスでの集中を妨げる3大要因

──集中を左右する要素は、外的・内的さまざまあると思うのですが、オフィスに関してはどのようなポイントが挙げられるか?


 

ほとんどのオフィスに共通するのが、コミュニケーション主体型のオープンオフィスであること。
そして、そこで集中を妨げる3つの要素が、同僚とスマホと、代表電話です。

 人が深い集中状態に至るまで23分かかるという学説があります。それなのに、現代人はオフィスにいると、11分に1回は話しかけられるか、電話やメールが鳴るんです。

 ちなみに、この11分というデータは5年以上前のもので、今はチャットツールも増えて、もっと劣悪なはず。
コミュニケーション重視のオフィスにいる限り、絶対に深い集中には至らないと言っても過言ではない。


 
電話代行サービス「fondesk」を手掛ける株式会社うるるの調査でも、「デスクで仕事をしている時に集中力を切らす要因」の最多は
「固定電話が鳴って対応すること」(65.5%)

僕の考えで言うと、この集中を妨げる3つの要素のうち、もっともアンコントローラブルかつ、
自分にとって有益である可能性が低いものが代表電話です。

 


企画職だから許されているんですけど、電話のたびに深い集中が途切れてしまったら、
新しいものなんて生み出せるわけがない。だから、“嫌われる勇気”に近いことをしなければならない。

 コミュニケーションと集中は、天秤にかけられているようなもの。同僚やスマホに意識が傾くほど、個人の集中は上がりません。
でも、その両方を高めなければ、イノベーションが起こりにくくなるという研究があります。

早稲田ビジネススクールの入山章栄氏が引用している“両利きの経営”です。


 
コミュニケーションが主体の「知の探索」と、集中を主体とした「知の深化」。この2つのバランスが大事です。

 なのに、日本の労働環境は「知の探索」ばかり。オープンオフィスが人気で、スマホが絶え間なく鳴り続けるせいで、
まったく集中に向かない環境になってしまっているのです。

“好かれるための仕事”をなくし、“ピュアな仕事”で評価しなければならない

コンサルティング会社の場合、マーケティング戦略の企画を練ったり、
プレゼンの準備として資料やレポートをつくったりする。その上で、お客さまとのコミュニケーションを取る。これこそが本業。

 だから、それ以外の業務は、テクノロジーを活用して自動化したりアウトソースしたりして、なるべく自分たちの手を動かさないようにしなければならない。
これは経営者の立場からも、社員に無駄なことをさせないようにマネジメントし、純粋に本業で評価したいという思いがあるからです。

本来のミッションである本業に、どうやってもリソースの7割程度しか割けなくて、残りの3割は社内の調整係のような仕事になる。
「嫌われてもいいや」と割り切って、なるべく圧縮しなければならない。


たとえば、朝ちゃんと来る、しかも5分前じゃなくて30分前だとか、始業後の掃除とか、飲み会の幹事業とか、それこそ代表電話を素早く取るだとか。


なるべくピュアに、自分のやった仕事が評価されるのがいい。
朝出社したほうがいいのはその通りですけど、5分前に来ようが、1時間前に来ようが関係ありません。

「あの人はちゃんとしている」というのが評価に影響してくると、人は“社内で好かれるための仕事”をしよう、
“ちゃんとした姿”を見せようという方向に目が行く。

 社内で率先して電話に出る人って、誤解を恐れずに言えば、そういった“みんながやりたがらない仕事”や“社内で好かれるための仕事”
をちゃんとやる自分に誇りを持っている。たとえ他の仕事ができていなくても、そういうベーシックなことをやっていない周囲を責める場合さえあります。

 

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人は、何のために集中するのか?

──
集中力を上げるために、オフィスの外、あるいは個人でしている工夫はありますか?

集中力でいうと、本業に関わらないすべての意思決定を減らしていききことです。

 移動も極力なくしたい。ルート検索とか何分前に到着とか、こういう思考すら、もはやピュアな本業には無関係。
だから、最近はウェブ会議を活用が多い。

最近、この服を上下まとめて7着作って、それだけ着ると決める。
朝ごはんは毎週届く宅食サービスにして、“何も決めない”をどんどん突き詰めています。

集中力という今回のテーマを聞いたときに、まず何のために集中力を上げるか、という重要な問いがある。

こんなに集中力や生産性にこだわるのは、そもそもライフハック好きというのもありますが、
会社や個人として達成したいと強く願うものがあり、集中力や生産性を高めたほうが、そこに早く到達できると思うからです。


 

よく人に「午後のパフォーマンスを下げたくないので、お昼ご飯は抜いています」と話すと、
「何のために生きているの?」「食事って大事でしょ?」みたいな空気になります。

カツ丼を食べたい気持ちもありますが、そのバランスの中で自分がその選択をすることが大事なんですね。


雑誌の特集とかでも「大企業の経営者の生活習慣」がよく載っていて、だいたいストイックな内容です。
そのおかげで彼らがその地位を築けたと思う反面、習慣化できた背景として、彼らにやりたいことがあり、
それを実現できそうだからこそ、モチベーションが保てるのだとも感じます。

自分のビジョンの実現可能性が高まるほど、やる気が上がる一方だし、日々健康に気を使うようになってくる。
なぜなら、もうすぐ掴めそうだから。

 

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 そこで集中には何が必要か伺ったときに、1200年以上も前からある“如実知自心(にょじつちじしん)”という仏教用語があります。
ありのままの己の心を知る、という意味です。

 要は、集中力が高い人って、何がしたいかを宣言できる人なんです。何ができる・何をすべき、shouldやcanの話ではなく
、自分はこうしたいんだというwantやwillを言える人。まずそれを見つけるのが大事だな、と。

 ただ、遠すぎても習慣化にはつながらないので、3年くらい先のビジョンを日常に落とし込む。
人が妥当性をもって描ける未来は、3年先までという話もあります。

集中力のキーワード「分ける」

──ビジョンのある若手でも、すぐに取り入れられる集中力アップのコツ。

アイテムでいうと、AirPods Pro。ノイズキャンセリングの集中効果は予想以上。会社としてイヤホンOKならオススメですね。

よく言う簡単な集中のメソッドは、集中すると決めたらスマホを裏返す。
もっと大事なのは、スマホを裏返している人には話しかけないというルールの徹底です。


 

もう一つは、共有カレンダーに、集中タイムの枠を書き入れること。これだけで集中は上がります。
あとは、できるだけメールやチャットの通知を切ることです。

 必要なのは、人の集中をリスペクトすることです。ちょっとしたコミュニケーションのつもりでも、
それは相手の23分を無駄にしかねない行為だということを忘れてはいけません。

──では、もしオフィスそのものを自由につくり変えられるとしたら、どんな空間が理想でしょうか?

血流が良くなると集中力は上がるので、社内にジムをつくる。Googleとか、アメリカにはジムを設置している企業もあるります。
途中で筋トレを挟んで、もちろん、その時間も給料が発生する仕組み。

 最近導入しようと考えてられているのは、学校のチャイムです。工場で導入しているとは聞くのですが、我々ホワイトカラーにも役立ちます。
血流を良くするために、たまには席を立とうと言ってもつい忘れてしまうので
、45分や90分区切りでチャイムが鳴り、半強制的に10分休憩を挟むスタイル。

集中力を上げる有名な理論に、ポモドーロテクニックというのがあって、
25分ごとに強制的に5分休憩を挟む30分1セットを繰り返す集中法。すると、アクティブレストで、次のタームの集中力が上がるんです。


 

要するに、“集中する場所”と“コミュニケーションする場所”、そして“その2つのモードを切り替える場所”というように、機能で場所を分けてあげる。

 人の脳みそはそんなに賢くないので、色や香りも場所ごとに変えて刷り込んであげると、
モードをスイッチしやすくなるんです。在宅ワークで集中できない人も、ここをはっきり切り替えられるかがポイントです。

最近、スマホを仕事用とプライベート用とで完全に分ける人がいます。

まさにスマホの問題はそこ。ゲームもするし、仕事もするし、メッセージもやり取りする。
マルチタスクだから、この環境に脳を置いたときに「今、何すればいいの?」と混乱してしまうんです。

──スマホのホーム画面で、アプリを分けるだけでも効果があります。

そういった区分けが、オフィス空間に関しては非常に難しい。

 ある企業の話ですが、都内に数十店舗あるコワーキングスペースと提携していて、社員は自由にテレワークできるんです。
そのなかで、利用率が圧倒的に高いのが、本社の最寄りの店舗だったとか。

 つまり、会社の近くにいないと急な呼び出しなどの対応が不便だけど、同僚からは距離を置きたい。
昔はよくオフィス近くのカフェに逃げる人がいました。そんなオフィスの“はなれ”としてのニーズが高まっている。


 

 オフィスはあらゆる所から声をかけられる環境で、そこから逃れる手段が求められている。
みんなが黙々と作業できる場所になった。


話は尽きませんが、私の集中力が切れてきたので、そろそろ終えたいと思います。

おやすみなさい。