リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

時間差出勤から思うこと。

こおおばんは。


緊急事態宣言の発令により、テレワーク勤務が急増しました。

それでも、どうしても会社に出勤しないといけない人たちがいるのも事実で、

政府の目指す「7割削減」は、企業に実態を知らないお役人の虚言に聞こえてしまう。

とはいえ、在宅勤務と時差出勤によりラッシュ帯の混雑は大きく緩和。

ここでの感染リスクは大きく低減しているといってよいのではないでしょうか。


さて、時を平時に戻そう。

通勤中に乗っていた電車が自然災害や事故で突然停止する事態に直面すると、

そのたびに、多くの人が困惑し、見も心も疲労こんぱいさせられるはずだ。

国土交通省が先に発表した東京圏における2018年度の鉄道路線遅延状況によると、

最も遅延日数が多い路線は東京メトロ千代田線であることが分かった。

千代田線の遅延日数は平日20日中なんと19.8日。

次いでJR中央・総武線各駅停車とJR中央快速線中央本線が19.0日。

遅延が無い日が珍しいという結果でした。

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ところで、乗車中の電車が突然停止してしまったら、どのように行動すべきなのだろうか。

そのまま待つべきか、それとも、さっさと代替路線に乗り換えるべきなのか、実に悩ましいですね。

事故の状況、復旧のめどに皆目見当がつかない場合、らちがあかないので思い切って別の交通機に

乗り換えた途端、停まっていた路線が復旧した経験は多くに人が持ったでしょう。

さっきのアナウンスではしばらく時間がかかるといっていたのに・・・。

当然、乗り換え路線は本来のルートより時間がかかり、「余計なことをするんじゃなかった」となる。

だからといって、待ち続けたとしても、早期に復旧する保証はなく、むしろ状況は悪化するかもしれない。

いよいよしびれを切らして代替輸送開始の放送が流れ出したころに重い腰を上げても、代替路線はすでに大勢

の乗客が殺到して、更なる混雑に身を投じなければならないこともよくあるケースだ。


ここからは、あくまで自身の経験則によるものだが、こと電車に遅延に限らずとも、

情報不足の先が読めず、こう着した状況を打破するには、リスクを恐れずいずれかの行動を起こした方が

良い結果に繋がることが多い。そうすることで新たな情報に接する機会が増え、

より正確な状況把握と判断が可能となるからです。

少なくとも、ただ漠然として待ち続けて状況に流されているよりははるかにマシだ。

たまには裏目に出ることもあるが、この行動力の差が人生を大きく左右することだってある。


孫子曰く、「兵は拙速(せっそく)を聞く。未だ功久しきをみず」。

適切な引用とは言い難いが、危機管理においては決断と行動、そして状況を見極めながらの

軌道修正が大事になってくるかと。