コロンブス交換って知ってますか?
こんにちは。
「コロンブス交換」ってしっています?
先日、友達から「朝食はパン?和食?」
と質問されました。
果たしてどっちが主なのかは今まで余り意識したこたがなかったんですが、子供のときは母親が、その後は下宿のまかないや独身寮で用意されたものを食べて、結婚してからは妻が野菜を中心に塩分の少ない朝食を用意してくれるおかげで高血圧の心配をせずにここまで過ごしてこれたのだと、この質問によって改めて気づくことが出来た。今さらながら妻の気配りに感謝しています。
1492年のコロンブスの西インド諸島到達からはじまる旧大陸と新大陸の諸物資の交流を 「コロンブス交換」といいます。
これによって、当時の食卓は見違えるほど豊かになったといいます。
日常的な食べ物では、ジャガイモ、サツマイモ、トマト、カボチャ、ピーマン、ピーナッツ、唐辛子などは新大陸原産。
タバコもそう。
逆に、旧大陸が新大陸に持ち込んだものとしては、コショウ、バナナ、大麦、キャベツ、コーヒー、サトウキビなどがあります。
この交換がなかったとしたら、新旧両大陸の人々の生活はどうなっていっただろう。
しかし、 「コロンブス交換」 にはダークサイトもあるんです。
それは疾病です。
新大陸からコロンブスたちが持ち帰った病気としては、異説もありますが梅毒が有名ですね。
一方、旧大陸から新大陸に持ち込まれた疾病はとても多くて、コレラ、マラリア、天然痘、など。とりわけ、当時天然痘は致死率がとっても高くて、旧大陸から持ち込まれたこの天然痘の蔓延によって、全く免疫のなかったインカ兵は弱体化していった。
そして、当時に侵入したフランシスコ・ピサロたち168人のスペイン人によってインカ帝国は征服されてしまったと言われています。
まさしく天然痘はインカ帝国にとっては亡国の生物兵器だったのです。
歴史を見ると、国や民族が滅んだり衰退したりするのは、疫病だけが原因ではなくて、それに人の悪意や作為・不作為が加わったときである。約2450年前、繁栄を誇った古代アテネの衰退は、ペロポネソス戦争(紀元前431年~紀元前404年)の最中にアテネの城内で蔓延した疾病がその発端となった。
近代においても1918年から1920年かけて3度にわたって流行した 「スペイン風邪」 は、第一次世界大戦という人間の作為がその蔓延に加担している。そして、その結果として世界中で少なくとも4800万人、多く見積もれば1億人もの人々が命を奪われた。
今回の新型コロナウイルスの蔓延によって、心無い差別や誹謗中傷、虚偽の流布などが起きています。
このような非理性的な 「人間の作為」 による2次、3次被害で社会にさらなる不安がおきないことを願います。
しかし、大阪の吉村知事は、分かりやすくて、行動が速いですね。大阪は勝ちますよ。きっと。