リョウガのページ

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「ドライブインシアター」の懐かしさを思い出す。おすすめ

こんばんは。

コロナで思い出すことがあった。

今から30年前になるか。私が大学生時代に、車の中から映画が観られる 「ドライブインシアター」 が流行った。

当時は車を持っていなかったが、映画館よりドライブインシアターで観る方が、なんとなくオシャレ感の高い空気であったため、(勝手にそう思っていた)わざわざレンタカーを借りてまで観に行ったことを懐かしく思い出させた。

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ドライブインシアターというとバブルの象徴の一つみたいなイメージを持っていますが、そのルーツはとても古くて、第2次世界大戦のアメリカにまでさかのぼります。

騒がしい子供連れでも気にせず鑑賞できることがウケて、ファミリー層を中心に人気は急上昇しました。設置費用も安くて済み、メンテナンスも、撤収することも容易とあって60年代には全米で4000ヶ所以上に設置されて、日本にも1962年に上陸しました。バブル景気の時には全国20ヶ所以上で運営されていたんです。

しかし、夕方以降でないと上映できない、音源がチャチイ(カーステレオ音源)、などのマイナス点に加えて、レンタルビデオの普及、シネコンシネマコンプレックス)の登場と、時代を追うごとに映画を観るスタイルやニーズも多様化。

気が付けば、一つ、また一つその姿を消して、日本国内では2010年に一旦は全てのドライインシアターが営業を終了しました。

本場アメリカでもピーク時の10分の1以下の激減、動画配信サービスのヒットもあって、映画鑑賞の手段としての役目は完全に終わったものと思っていました。

だけど、ここにきて全国各地でドライブインシアター再興の動きが観られるようになっています。といっても、 「在りし日の楽しみ方を今一度」 という理由ではなくて、いわゆる3密を避けるからだという。

「自宅ではなく、映画に集中できる雰囲気で作品を楽しみたい、でも映画館は密閉度が高くて、他人との接触も心配・・・。」のニーズをくんで、ならばドライブインではどうか、というわけです。

確かに、車内とういのは身内や知人で構成されてことがほとんどなだけに安心度が高い(もちろん、感染意識の低い人が混じったら逆効果ですが)。他者との距離感が求められている中で 「ここが!?」 と思うお店もドライブインサービスを手掛けるようになってきた今、ドライブインシアターに着目するのも必然でしょう。

家でネット動画もいいですが、やはり誰かと一緒に大スクリーンで映画を共有する時間は格別だと思いませんか。(昔を思い出す)

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天候や乗車人数なんかに注意して、久しぶりのドライブイン鑑賞。広大な駐車スペースからバカでかいスクリーンを眺めていると、初めての人は新鮮な、久しぶりの人はなんともいえない懐かしさが込み上がってくるんではないでしょうか。