リョウガのページ

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会社で ストレスチェック をやれと言われました。その効き目についてお答えします。

こんばんは。

会社で、ストレスチェックをするようにといわれました。

といっても。結局忙しくて出来ませんでしたけどね。

ストレスチェックってないか?

労働安全衛生法の一部改正を受けて、2015年に「ストレスチェック制度」 が施行されました。

これによって、50人以上の労働者がいる事業所において、年に1回のストレスチェック実施が義務付けされたんです。

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開始から4年がたちまして、 「義務だからやっているが、そもそも何のためにやっているのか」 と、目的が曖昧になってきてるんではないですかね。

ストレスチェックは 「身体的な健康診断に加え、心の健康診断も」と始まったものです。健康診断には不調えお未然に防止するという意図があります。

一時予防と呼ばれるもので、現状を把握することによって、今後の生活習慣のあり方などを見直し、病気にならないための予防対策を立てることを目指しています。

心の不調が業務に支障をきしたり、休職や退職につながったりするケースが珍しくない昨今、まずは、働く本人と企業が 「心の状態」 に気づくことが必要なんですね。

そして、もし何か問題があったら対策を取るべき。

ストレスチェックの実施の意義は、この一次予防にあります。

つまり、従業員と職場の 「ストレス状態」 を測定することで、本格的なメンタル不調になるのを未然に防ぐんです。

 

しかし、私の会社でも精神疾患のため明日から長期休暇に入る人が出ました。ストレスチェックとはなんなんでしょう。

 

身近な人の死や、突然の大きな災害なんかで急激に心の状態が悪くなっていくことはありますが、日常のストレスにおいて心の状態が 「急に」 悪くなることはあまり考えれられませんね。

徐々に悪くなって、それに気づかないまま過ごしてしまうことで、ある日ストレスが 「限界」 に達してしまうんです。

何かのトラブルや、誰かから言われた一言などをきっかけに、ある日その限界にふと気づくため、たいていの人は急に悪くなったといいますが、急でではなく、今までの状態に気づかなかっただけなんです。

問題なのは、自身の不調を自分の中で意識できないことにありますね。

限界に達した段階で気づいたのでは、その後のリカバリーに多大なエネルギーと時間を要することとなって、なかなか不調になる前へ戻れないんです。

忙しすぎて、自分の状態を確認する余裕ないといった物理的な問題や、もともと自分に向き合うことが苦手な人、防衛本能から自分に都合が悪いことは見ないようにする人もいるでしょう。

人は、意識しないと自分の不調に気づけないんです。

そうした人にとって、ストレスチェックは客観的に自分自身を見つめなおす時間を持つためのものなんですね。

もう一つの目的は、経営者が職場環境を客観視して、改善する視点を養うことです。

ストレスチェックは従業員のストレス状態を把握し、会社全体のパフォーマンスを上げていくために、職場として「ストレスマネジメント」へどう取り組むかを考なければならないことになります。

でも、 「高ストレス者がでてもしょうがない」というくらい忙しい職場であっても、どうしようもないと諦めるんではなくて、一度立ち止まって従業員の置かれている立場環境を見つめ直してみるべきですね。

私の会社では、まったく出来ていませんがね。

 

やっぱり自分の身は、自分で守らなきゃならないということですね。