「家ついて行ってもいいですか」という番組を見て、蔵出しに挑戦してみた
先日のこと。
朝、新聞をパラパラとめくっていると、
最近になって自らが実施した ”新しい生活様式” の多くが記事として
取り上げられていました。
いわゆる、一般大衆のトレンドみたいなコーナーである。
改めて自分自身が、かくも平凡で、平均的で、世間一般に
迎合的なのか、とおかしくなってしまいました。
次に、テレビ番組欄をみて、テレビ東京で
「家ついて行ってもいいですか」という番組を発見して
見てみた。
そこには、単なる一無名な素人の家に行って、色々なものを見て
その身の上話をするんです。
ただの他人なんだけど、何かそこに聞き入ってしまう。
そこには、誰にも知られない過去が壮絶に繰り広げられていました。
そんなことか刺激を受けて、色々考えてみました。
「自転車関連企業が好調」・・・ この猛暑で命の危険を感じた
ランニングを休止して、自転車を復活させた。
数年前に転倒してけがをしてしまって以降、
物置に封印していた愛車を引っ張り出したんですが、爽快である。
狭まっていた行動範囲も格段に広がりました。
ペダルを漕げばこぐほど、猛暑もウイルスも切り裂いてくれるような
風を感じてなんとも心地よいんです。
「アウトドア熱高まる」・・・ キャンプセット一式は一応揃っている。
子供たちが小さい頃は、キャンプやバーベキューが楽しみの一つだったが、子供たちが大きくなるにつれて出番が減っていました。
しかし、外食も行きにくい空気の中で、物置から七輪と燻製器を
取り出して、久しぶりに家族で魚や、チーズ、ソーセージなんかを
モクモクやることが増えました。
今や子供のほうが出来栄えもよく、もはや出る幕はなくなっているって感じ・・・。
「昔のミュージックテープが出てきた」・・・ 昔のリバイバル曲が今
流行っていてそれを聞いて楽しんだ。古い曲ばかりだが、あの頃の
情景がよみがえる感覚は何物に代えがたい幸福感がある。
決して真新しいことを始めた訳ではなんですが、大切な落し物を
取り戻した感覚に似ていて、さらなる愛情が湧き出てくる。
それにしても、この一連の蔵出し作業は興味深いものがあった。
蔵と言っても単なる物置だが、そこにはお宝が眠っていました。
過去、何に興味を持ったのか、
どういう時代を通過したのか、何を残したのか、そして何を捨てたのか。
家や人の歴史が詰まっていることを再発見しました。
お目当てのモノだけでなく、その隣にあるアルバムや本、
更には何故か捨てずに置いてあった絶対に使用しないであろう家電などすべてがが懐かしい。
年を取ったのか、"あの日あの時” の記憶を呼び覚ましてくれる。
前身あるのみの生き方、思考をしいられていたような気がする現代社会ですが、
思いがけず時間が得られた人も多いことでしょう。
ここは二歩くらい下がって、自らの生き方を振り返ってみる、
新たな視点で取り組んでみる、行く末をじっくり考えてみるのも一つかもしれないですね。