リョウガのページ

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せ~んろはつづく~よ ど~こまでも~。 線路はつづくの?

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線路はつづくよどこまでも・・・?

 

テレビを見ていたら、鉄道番組で鉄道ファンのタレントが

思いっきり、知識自慢を披露していました。

それも、5人も。

なんと、熱狂的な鉄ファンの多いことか。

 

先月16日に、JR東日本・西日本が

2021年度の通期連結最終損益が、

それぞれ4180億円、2400億円と

1987年の民営化以降、最大の赤字になる見通しと発表しました。

 

コロナ禍の影響で乗車率が著しく低下しているもので

グループ中核の上場4社 (ほか東海、九州)ともに

第1四半期は多額の赤字でスタート。

事業構造の違いこそあれ、もともと苦戦している中小の鉄道会社も

経営事情はより深刻化していることは想像に難しくありません。

こうしいた中、従前からの経営不振にあえぐ 「えちごトキめき鉄道新潟県上越市、(トキ鉄)」

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銚子電気鉄道(千葉県銚子市、(銚電)」

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天竜浜名湖鉄道静岡県浜松市、(天浜)」

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の地方ローカル3社協業によるグッズ販売がちょっとした話題となっています。

特に「線路の石」を入れた缶詰セットが評判なのだとか。

3社の駅構内で採取された玉砂利を洗浄してワックスをかけただけの商品で、3缶セットで、1650円。

一般人にはその価値が今ひとつ分かりかねるでしょうが、

当初の予定の限定250セットが早々に完売して、増産を

進めているというからそれなりの反響があるのでしょう。

 

発案者であるトキ鉄の鳥塚社長は

「SL走っていた頃から鉄道の安全を支えてきた、歴史のある石。

意味が分かる人には売れるだろう」 と考えたというが

銚電の竹本社長は

「売れる物なら石でも売るとは何事か!! とのお怒りの声も届いた」

とも。

それでも、地域住民にとって貴重な足であって、

さらに今後は高齢者の自動車免許返上の動きなどで

交通弱者が拡大する恐れもあって、路線存続のためと説明すると

「わかった、必ず列車を乗りに行く」 と逆に応援を約束してくれる方も

現れたそうです。

「ぬれ煎餅」 「まずい棒」の販売でも知られるこの会社ですが、

ようやく上映にこぎつけた映画 「電車を止めるな!」 の制作でも

話題になるなど、なんでもありの生存戦略を打ち出していて

現状打破へのエネルギーやチャレンジ精神は見習うものがありますね

 

とはいえ、地方では人口の過疎化による利用客の減少から

不採算路線の廃止がこれからも相次ぐことが見込まれています。

「せ~んろはつづく~よ、ど~こまでもー」はもはや過去のものなのかな

ちなみに原曲は1863年から始まったアメリカの大陸横断鉄道建設に

携わった工夫たちによって歌われたもので、

直訳は 「線路の仕事は 何時迄も」。

その過酷な労働環境を歌ったものなんです。

当初は日本でも比較的忠実に紹介されたそうですが

その後、NHK番組の中で明るく楽しい列車旅を連想させる歌詞に

変更されたんです。

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列車の旅は何物にも代えがたい情景がある。

しかし、いつしか主要幹線だけがのこって

三度、歌詞の内容が変わってしまう・・・。

そんな未来が来ないようにと願ってます。

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