リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

中国が侵略が止まらないのは歴史が語っています。

最近のニュースに、中国を嫌う国々がたくさん現れてきているらしい。

コロナの発生から隠ぺいまで、それに近隣諸国からいざこざが多発して、強引な進出が目立ちますね。

尖閣諸島も侵略されそうで、ここは毅然とした態度で日本も対応しなくては。

 

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その中国について、いろいろ調べてみました。

中国は広大な国で、北の寒冷の地から暑熱の南方まで各地方の

気候風土はさまざま。

例えば、 「三国志」 の三国でいえば、魏の首都 「洛陽」 は

北の黄河沿岸、呉の首都 「建業」 (南京周辺)は南の長江沿い

蜀の首都 「成都」 は西方の高地で、

生活環境は全く異なるんです。

そして、各地方の気候風土に由来する四字熟語があります。

「蜀犬吠日(しょくけんはいじつ)」 という言葉もその一つ。

「蜀の犬は日に向かって吠える」ということである。

蜀や靄(もや)の日が多く晴天の日は少なく、

そこで、蜀の犬がお日様をみてあやしんで吠えたという故事からきています。

転じて、見識の狭い者が無用の疑いをもって、他人を非難するという意味となりました。

 

この種のことは、ビジネスの世界でもちらほら見られるように思います。

よく、老大国となってしまった企業について

「〇〇社の社員は、社長が視察に来ると、お客を待たせて社長を接待する」 と評することがあります。

これは〇〇社の現場では、製品を買ってくださるお客様より、

自社の幹部を優先する社風が出来上がっている、ということである。

それでは、長い目で見て〇〇社の繁栄は難しいだろうと思う。

これは広い意味の 「蜀犬吠日」 です。

 

蜀の犬に対して呉は牛。

「呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ)」 という四字熟語があります。

呉は蜀と異なり南方の暑い土地です。

したがって、呉の牛は暑さのあまり、夜に出る月を見ても太陽だと思ってあえいだという故事に由来していて、

誤解により、必要以上におびえるようになるということをさす。

日本語でいえば 「羹(あつもの)にこりて膾(なます)をふく」ということです。

辛い経験は人々を臆病にして、現実を直視する勇気を喪失させる面があるということです。

 

大体、良くない事を言う時には他国や他郷のせいにする傾向があります。

例えば梅毒は、ドイツではフランス病、フランスではイタリア病、

オランダではスペイン病と俗称されているということです。

上記の 「蜀犬吠日」 も 「呉牛喘月」 も他の国のことにかこつけて

人間の弱点を表現しています。

私たちも、謙虚になって反省し、見識を高く持って(蜀の犬のように)

吠えるのではなく、冷静に事態を把握しなくてはならない。

そして (呉の牛のように)目をつぶっておびえてしまわないで、

事実を受け止めることが必要だと思います。

他国を誹謗中傷することわざに含まれる真実を拳拳服膺(けんけんふくよう)したいと思う。

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拳拳服膺

 

人の教えや言葉などを、常に心に銘記して、忘れないことを表す四字熟語です。 【拳々】は、両手で大事に、ものを捧げ持つ意味です。 【服膺】は、胸にとどめて忘れないようにする意味です。

 

ところで、三国の蜀や呉を揶揄した熟語は多いですが、

魏をからかった熟語は少ないように思います。

これはやはり三国の中で一番勢力が強く、

最終的に蜀や呉を降伏させたのが魏とその後継ではる晋だったからでしょうか。

この点も、とっても面白いことですね。

中国は広大ですが、古くからの歴史の繰り返しが行われてきた結果、こんなことを平気でやる国になったんですね。