リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

投資のリスク

コロナバブルで、最近投資の話を良く聞きます。

ひとつは、株などの投資信託

もうひとつは、不動産投資

この不動産投資ですが、こんなに怖いものはないですね。

無論、100%失敗するということは何事にもないが、そもそも不動産投資は専門家でも難しいものです。個人素人がおいそれと手を出す代物ではないことはハッキリしています。

業者の説明を受けると、こうです。建設資金はほぼ全額を銀行から35年ローンで借り入れを行なうが、毎月の家賃収入で借入返済・金利はまかなわれる見通しであり、仮に見込みどおりに入居者が集まらなくても、業者が家賃保証をするので大丈夫だとの説明。管理業務も業者が請け負うらしい。これも最近よく聞く条件提示です。

 

ひと昔前まで、不動産業者は別名 ”せんみつ屋” と呼ばれていました。1000ある話のうち、本当のことは3つしかしないという意味です。

今回の話を聞く限りでは、本当の話が3つあるかどうかさえも疑わしい。35年ローンとのことだが、35年この月日があれば何かが起きるか、予測は不可能です。確実に言えるのは、物件の老朽化は必ず進行するということ。その都度、補修を行なう必要性が生じるが、多額の補修費用は当然のことながら全額オーナーの負担となる。

入居者を集めるために常に部屋のリフォーム等う施してきれいにしておかねばならず、こちらの費用もバカにならない。

とかく、建物をそれなりの形で維持するだけでも大変なコストがかかってしまいます。

肝心の入居者についても、これからの日本は本格的な人口減少時代を迎える。そこに安定的な入居者を集めるのはよほどの立地や家賃に有利性がないとしう簡単な話ではない。聞くと建築候補地はお世辞にも好立地とはいえない。家賃保証についてもあらゆるところでトラブルが起きている現状、恒久的な信用度は皆無と言って良いでしょう。

将来的な資産活用は必要、私は〇〇でこれだけの資産形成に成功しました、などの煽り広告をよく目にしますが、所詮「情報商材」ビジネスと同様、素人は半ば騙すようなものも少なくない。

投資には必ずリスクが内在しています。失敗しても、誰もなんの責任も取ってくれませんよ。