リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

花粉症対策

終日、目がかゆく、鼻はつまり気味で、口内も荒れています。

外出した後は目薬を差して、一日一錠処方薬を飲み続けていますが、気休め程度にしかなっていなせん。

今年もこれから約2ヶ月にかけてこの厄介な症状と対峙せねばならないのか、と考えただけでも気がめいります。

日本人の約4人に1人が患うといわれるのが「スギ花粉症」。

東京の花粉症推定有病率は2人に1人!新たに発症する可能性が高い人の ...

 

戦後、政府推奨で行なわれた大規模植林政策が、数十年という時を経て大量の花粉を飛散する原因となりました。都市化が進みアスファルトやコンクリートなどの地盤が増えとことで、一度地面に落ちた花粉が舞い上がり再飛散するという現象も進んでいます。そんな事情を知ると、人間の手で禍の種をまいたのかと複雑な思いに至ります。

花粉症対策といえば「マスク」が欠かせない。ついこの前までは「マスクを着けてままの訪問は失礼ではないか」というビジネスマナー論もあって、この時期は色々と気を遣ったりすることも多かったですが、今やマスクを着用しないで外出することがマナー違反となりました。

ことの経緯は歓迎できるものではなくて、みんながみんな、マスクを着用する日常は早く過ぎ去って欲しいと願うんですが、花粉症に苦しむ者にとってはマスク着用に必要以上に過敏にならなくて済むようになった点は正直有り難いところもあります。

マスクといった直接的な対策以外にも、「洗濯物を外干ししない」「帰宅時に玄関前で花粉を落とす」なども重要です。もちろん、衣類に付着した花粉を室内に持ち込まないためです。衣料用素材の中で最も花粉が付着しやすいのは「ウール」。

家庭用品メーカーのライオンが行なった実験によると、花粉シーズンにウールのセーターを着て1時間外出したところ、セータ一着に約7万9千個もの花粉が付着したというから驚きです。一方、ポリエステルをはじめ化学繊維は比較的付着しにくいため、メーカーは様々な工夫を凝らしてそのニーズに応えています。花粉対策のスプリングコートも定番になりました。高密度に織られた、表面の凹凸が少ない平らな生地を使用。花粉が付いても表面が滑らかなために、付着した花粉が滑り落りるそうです。

皮肉なもので、人の悩むところには商機があります。薬にマスクにコートにと花粉症対策グッズは今が旬。ただ、そうした対策用品ではなく、飲んだら一発、効果的面の薬の開発は出来ないのでしょうか。

それこそお金に糸目は付けずに飛びつくんですが・・・・。