リョウガのページ

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素晴らしいシーンであった。日本の文化的素地

素晴らしいシーンであった。

松山秀樹プロが優勝したマスターズ・ゴルフトーナメントでのクライマックスの一コマ。

松山選手のキャディを努める早藤将太さんが、ラウンド終了後、コースに向かい脱帽のうえ感謝の一礼をしました。

もう一つのマスターズ『早藤将太キャディーの行動』 | なんくるないさ ...

 

この映像が世界に流れるや否や、瞬く間に称賛の輪が広がったのです。

松山選手のプレーもGREATESTだが、早藤さんの一礼も素晴らしい。偉業に花を添えてくれました。

私たち日本人の所作は、時に世界から注目と賞賛を受ける。サッカー、ラグビーなどの国際大会では、選手の高いフェアプレー精神や、ロッカールームを綺麗に掃除して引き渡す姿が度々クローズアップされました。観客も、自国の日本戦のみならず出場国の国歌を一緒になって斉唱し、試合終了後にはゴミを片付けてスタジアムを後にする。

「礼節を重んじる」事を大切にする日本人にとっては至極当たり前ですが、諸外国からの視点では特異に映るようです。

ちょっとした作法や気遣いは、育ってきた環境の写し鏡にもなります。だから美しく、見ている側も誇らしい気持ちになって、私自身もかくあるべし、と強く思う。

ただ、美談に水を差すようですが、全ての日本人があのような徳を持ち合わせているかのような言い様、もっと言えば、ただの傍聴者的な人が臆面もなく、「美しき国」日本であっても、

思わず目をそむきたくなる劣悪な犯罪や詐欺まがいの出来事には事欠かず、他者を蔑ろにした身勝手な振る舞いや日常的んじゃマナー違反が横行していることは日本人自身が一番良く知っている。私の卑近な例で言っても、挨拶すらろくにしない輩は多いし(自分の会社)、タバコをのポイ捨て、犬の糞の放置などは目を覆わんばかり。

個人や一部の立ち振る舞いが国全体のイメージとして置き換えられることは致し方なのないところではある。だからこそ私たちは他者の素晴らしいマナーを見習い、実際に行動しなければならない。せっかく世界に誇れる文化的素地があるのだから、良いお手本を示してくれた仲間たち」がいるのだから、一人ひとりの意識の持ちようでよりよ良い国になるはずと信じてやみません。

それにしても、改めて思う。感動する場面というのは何度観ても泣けるものだ、と。