お教えしましょう。想像力の鍛え方。
テレビを観ていて、緊急事態宣言の再延長がニュースで流れました。
何か頼りない、菅総理の発言がまたかと思ってみていました。
この有事に物事の決定の何とスピードの遅い事。
菅総理、もうちょっと想像力を鍛えて、判断のスピードを上げてください。
お教えしましょう。想像力の鍛え方。
想像力とは経験していないことや未来のこと、現実に存在しない事を思い描きく力。
何が起こるかわからない時代に不可欠な力の一つと言われています。
しかしコロナ禍でのさまざまな対応には想像力の欠如と思われる事象が起きている。緊急事態宣言下の東京での通勤電車の減便。通勤電車の本数を減らせば、出勤する人の数が減ると言う思惑で実施されたようですが、電車に乗る人は減らず、逆に車内は混雑し、すぐ取りやめとなった。電車の本数が減っても出勤する人の数が減るわけではなく、車内が密になることは容易に想像がついたはず。
また全国各地で高齢者のワクチン接種の予約が殺到して、電話回線がパンクしたり、ネットもつながりにくくなっているのも、想像力を働かせれば事前にわかることばかり。
さらに東京、大阪の大規模接種はインターネットはLINEでの受付とされたが、対象は65歳以上の高齢者。高齢者の中にもネットやスマホ操作に堪能な人や家庭に手伝ってもらえる人も少なくないが、どうしていいかわからず、不満が噴出するのは目に見えていた。
想像力は企業活動はもちろん日常生活、対人関係などあらゆるシーンで求められる。
企業活動では情報として取得できるものもあるが、想像で補わなければならないことも少なくない。リスク回避や不意の出来事、不測の事態に対処するにも想像力は大切な要素となる。
気が利く人とか気配りの出来る人というのも想像力の豊かな人です。あいての求めるものを想像して、先回りして行動することが出来る。その結果、周囲からいろいろなことに気付く人、心配りが出来る人と評価される。そして先々のことを予測できるため仕事を迅速にこなせる。
では、どうすれば想像力を高めることができるののでしょうか。
ある経営コンサルタントは次のように指摘しています。
当然のことだが、ます想像する習慣を身に着けることが大事。物事を考える際、自分なりの仮説を立て、なぜなのかと考える癖をつける。
また想像力が豊かな人は多角的な見方が出来る。こうした力を鍛えるためには、まず反対の立場の視点を意識することから始める。
そうした上で、日頃からさまさまな情報にアンテナを張りめぐらすとともに「人」に興味を持つ事である・・・と。
「想像力はみんな持っている。でも鍛えないと磨り減って鈍くなる」
という格言があります。想像力の鈍化があらゆる面でマイナスとなることは想像に難しくない。