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今月8日に、インターネットの大規模障害が発生しました。「#スカイネット」

 

スカイネット

サイバーダイン社は本当にあったんだ! - Noblesse Oblige 2nd

 

 

今月8日に、インターネットの大規模障害が発生しました。

影響は世界各国及んで、各国の主要プラットフォームが機能しなくなって、日本でも官庁や企業のシステム障害が発生し、読売新聞や日経新聞のニュースサイト、フリーマーケットアプリの「メルカリ」などが一時的に閲覧不可能となるなどしました。しかし、一部地域では通信障害が発生していなかったり、影響の出たアプリなどを使っていなかったりで、そんなことが起こっていようとは夢にも思っていなかった人が大半でしょう。

なお、今回の障害の原因となったのは、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)(ウエブコンテンツをインターネット経由で配信するために最適化されたネットワークのこと)大手のファストリー社の障害が原因だったようで、この手のニュースを見るたびに、IT依存に弊害、危険性を突きつけれるんですが、もうこれはこういうものだと納得し、受け入れるよりほかはありません。

さて、事の原因は明らかとなっんですが、障害の最中、欧米のTwitterではなぜか 「スカイネット」 タグがトレンドいりしました。スカイネットとは映画 「ターミネーター」シリーズに登場する架空のAIコンピューターシステムのこと。ターミネーターシリーズにとってストーリーの軸となる、なくてはならない存在なんです。ちなみに劇中におけるスカイネットは、サイバーダイン社という架空の会社が生み出した戦略防衛コンピュータシステムのことで、稼動後自我に目覚めたスカイネットを恐れた人間側は機能停止を試みる。しかし、これを攻撃と捉えたスカイネットは、全世界に核ミサイルを発射し、人類の半分を死滅させ、生き残った人々はこれを 「審判の日」 と名付けたというもの。要するに今回の通信障害を、映画に見立てて面白半分に騒ぎ出した結果、トレンド入りすることとなった訳です。

現代社会においてすでにAI(人工知能)は切っても切り離せない存在となっていて、AIが人間を支配するというオカルト話は尽きません。最近はiPhoneに搭載されているSiriも自我があるのかと思えるクオリティーで、映画「ターミネーター」の審判の日もそう遠くない未来の話ではないかって思えてしまう。人間は自ら作り出したコンピューターに支配されるほど愚かではない、そう信じたいんですが、統計、トレンド、その他もろもろの重要判定をITの分析・推測結果に依存し、それを基に将来予測を組み立てる構造は、既にITの支配下に置かれ始めていると言っても間違いではないような気もします。

スカイネットはフィクションだ」。いつまでもそいいい続けてたいし、もちろん、そうでなければならない。