居酒屋の生ビール、アサヒスーパードライ生ジョッキ
今日の天気は、くもり。
日照時間が少ないとの天気予報がありました。なんだか、うっとうしい感じの天気です。
温かいのか寒いのかわからない気温の変化で、微妙な感じ。
私はお酒はあまりの飲めませんが、そろそろビールがおいしい季節に差し掛かってきてもいいんじゃないでしょうか。
ビールといえば、4大ビールメーカーですが、大手4社の21年のビール販売数は、
キリンが4.1%、サッポロが4.4%、サントリーが8%のそれぞれ減でした。
アサヒは売上げベースで4%減でした。なぜか市場規模は17年連続の縮小なんですね。
そんなかにあって明るい話題としては、アサヒスーパードライ生ジョッキ缶、の大ヒットです。
一般的な缶ビールの小サイズは350mlですが、ジョッキを思わせる缶のふたをフルオープンとして、全開すると缶内部にシュワーっと泡が湧き出る楽しい仕掛けがあるんです。
飲み終わるまできめ細かな泡が続いて、もちろん味やキレのよさにも定評がありますね。
店頭での販売価格はコンビニで210円から220円、スーパーは200円前後と
それほそ割高感はありませんね。家飲みスタイルを大きく変える代物でしょう。
昨年4月にコンビニでの先行販売を開始したんですが、泡が湧き上がる動画がSNSに
出たことで人気に火がつきました。ビール離れが叫ばれる若者層や普段ビールを飲まないという層まで巻き込んで、爆発的に売れたことから商品供給が追いつかなくなる事態に。
発売2日後に早くも出荷を一時停止、6月に再発売されたんですが、1人3本まで、など制限されて、その後も数量限定で随時発売する形が続いていました。
早く飲みたい、というニーズに応えるため、生ジョッキ缶は3月29日発売分から生産体制を大幅に強化しました。
年間製造可能数量を昨年比5倍に引き上げて、大びん633ml×20本に換算して
約1290万箱、実数2000万箱。
また同時にリニューアルも実施して、缶の工夫によって開栓時の泡立ちをさらに向上して、飲み口が泡で覆われるまでの時間を半減させました。
缶にきれいな泡の楽しみ方を記載してあるのも面白いですね。
2021年度にヒットした食品を表彰する 第40回食品大賞の食品ヒット賞に、
アサヒスーパードライ生ジョッキが得ればれたのも当然の結果でしょうね。
食品ヒット大賞は1982年からスタートしましたが、毎年受賞商品がでるわけではありません。
実際、2019年、2020年は該当商品なしでしたが、3年ぶりに大賞に輝いたのも、
味の追求がかりではなくて、わくわくするような商品開発へのアイデアがあったからでしょう。
自粛生活の中、居酒屋の生ビールを家庭でも、という庶民のニーズに応えたことで、
大ヒットにつながったんでしょう。
でも、今は制限全面解除で居酒屋に行けるだけに、これからも売れるかな。