リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

旅行へ行く気分。

今日も天気が良くて、さわやかですね。

こんな日は、仕事もせずにどこか旅行にでも行きたい気分。

 

今、人気になっているのが映画やドラマのロケ地めぐりなんですね。

人気のさきがけとなったのが、日本で韓ドラブームを巻き起こした

ドラマ、冬のソナタ、(2002年)ですか。

ヨン様人気で、ドラマの世界に浸ろうと女性を中心にとした多くのファンが

韓国のロケ地に押し寄せたのを覚えている人も多いはず。

 

逆のパターンもあるんですね。長編映画 Love Letter(1995年)は

日本だけではなくて中国、韓国、台湾でも人気になって、雪の風景が印象的だった

ロケ地に北海道・小樽へは海外からたくさんのファンが訪れました。

まら、大ヒットした新海監督のアニメ映画 君の名は。(2016年)の舞台を巡る

旅も話題になりました。アニメなのでロケ地ではありませんが、岐阜県の飛騨古山駅や

気多若宮神社など実在している場所も数多く、いまも熱心なファンが、聖地巡礼に出かけているそうです。

 

3月に開催された第94回アカデミー賞の国際長編映画賞など、数々の国際映画賞を

受賞した ドライブ・マイ・カー は、上村春樹の短編をもとに濱口竜介監督自らが

脚本を手がけた話題作です。

当初、濱口監督は韓国の釜山で撮影する予定だったんですが、新型コロナ感染症の拡大

で断念。国内でロケ地を探していたところ、訪れた広島で海沿いに建つ美術館のような

ごみ処理施設、広島市環境局中工場へ案内されます。

戦後まもなく、広島は復興に向けての都市計画の一環として、建築家丹下健三の設計の

もと広島平和記念公園の慰霊碑を抜けて原爆ドームへと真っすぐに延びる、平和の軸線を作り上げました。

その後、この軸線上に建てられた中工場の設計を手がけたには、丹下健三の弟子で

美術館の設計で知られる建築家の谷口吉生

彼は建物の中央にガラス張りの吹き抜け通路 エコリアム を設けて、平和の軸線が

海に抜けるのを妨げないようにしました。

中工場を見学した濱口監督は ここにも平和の理念、文化が感じられる、と感銘を受け

ロケ地を広島にきめたんですって。

 

もちろん、映画にごみ処理施設、中工場は登場します。ドライバーみさきが平和の軸線

について主人公に語りかける印象的なシーン。

都市を再生し、平和を守っていこうとする広島の人々の思いや希望が心に響き、

再生という映画のテーマとも重なるようでした。

 

こんな世界情勢の中、

この映画を通して平和都市広島が注目されて、世界中に平和への願いが広まることを

祈るばかりです。・・・

 

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