水について、「江戸の水」
今日は、午前は曇り、一時晴れ間、午後からは雲りのち小雨。
そろそろ、入梅の時期かもしれませんね。
気温は涼しいのに、じんめじめしているのかなんだか喉が渇く。
飲料水を買ってのみますが、何を飲むか迷います。炭酸でもないし、
糖入りのあまーいジュースでもないし、コーヒーでもないし、(コーヒーは好きですが、アイスにはちょっと早いような)。
で、結局 水を買いました。何か損した気分ですが、身体に一番よさそうな気持ちが
金銭の価値を上回りました。でもパンチが無い。
水と言うと、なぜか水の販売を開始することになってそれのプロモーションHPの作成を命じられました。飲料水なんて初めて取り扱うもんで全くわからりません。
でも、なんとか調べて、水素の解離水とういもののHPを作成しました。10日にアップしますので、もしよければ見てくださいね。
水とCMといえば、
小椋佳の揺れるまなざし(1976年)、尾崎亜美のマイ・ピュア・レディ(1977年)、ダウンタウンブギウギバンドのサクセス(1977年)、矢沢永吉の時間よ止まれ(1978年)、南こうせつの夢一夜(1978年)。
いずれも70年代のCMキャンペーンソングでしたが、スポンサーはどこであったか。
答えは化粧品の資生堂です。
揺れるまなざしの小椋佳は。シクラメンのかほりですでに注目されていましたが、
資生堂とのタイアップによってテレビ、ラジオで大量のスポット広告が打たれて
大ヒット、小椋佳ブームが定着します。尾崎亜美は当時、ポスト・ユーミンの有力新人
でしたが、キャンペーンソングに起用されて30万枚のヒットを得て、メジャーの仲間入りをしました。
女性にとって、化粧品は昔から欠かせない商品。 江戸の化粧、(渡辺信一郎)に、
もふ客が来てもぬかをひとつかみ。 朝から一時(約2時間)もかけて、化粧や結髪に
専念していた商家の内儀が、これでいつ客が来ても対応できる、と鏡を覗き込んで、
脂ぎった手を清めるためにぬかをひとつかみして洗い場に向かう光景です。
鳥の糞顔のはたけのこやしなり、もあります。この鳥は鶯。江戸の頃、鶯の糞を塗れば
肌がキメ細やかになるといわれて、美顔料に使っていました。
一般人は化粧は薄化粧です。御殿女中は別として、ほとんど厚化粧はせずにせいぜい
極彩色の化粧は婚礼のときでだけでした。
けばけばしく塗りたてず、化粧が剥げて見えるのは見苦しいと思われていました。
顔を白く見せるのが女性の願望だったとしても、当時の白粉は少し怖い。
原料に鉛や水銀を使っていたからなんですね。これは粉末ではなくて固形のため、
水に溶けて粘液上にして顔につけていたんです。口に入らなければそう害はないんですが、
御殿の乳母が胸まで白粉をつけていると、赤ちゃんは大変です。大名の子が夭折(ようせつ)したにはそのためと言われています。
歌舞伎役者も水銀中毒が多かったようです。
浮世風呂で有名な、式亭三馬は生薬屋さんとしても成功していました。とくに売れたのが、
おしろいのはげない薬、江戸の水(箱入りのガラス瓶いりで48文)。
箱と瓶で12文かかっていて、当時から化粧品は見た目のイメージを重視していたんですね。
水の中身は不明なんですが、よく使われていたヘチマ水に数種類の香料が加えられて
いたらしいんです。自分の作品にもこの江戸の水を登場させていて、CMのはしり、
宣伝だったんですね。