シャイニーアンブレラ
暑い日が続いていますが、
梅雨のもどりか、雨の日がつづいていますね。
雨の日、ちょっと外を歩いていると、派手な傘をさしている人をみました。
まあ派手で、よく見るとこれが流行のホログラム傘なんですね。
シャイニーアンブレラと
呼ばれる、光の当たり方によって色々な色を放つホログラムを用いたビニール傘なんですね。
虹色のシャイニー生地を使った傘なんですが、2年ほど前から市場に出回っていて短ですが、それほど売れていませんでした。
しかし、デザインに今風のかわいらしさを取り入れて、ある販売店がツイッターで
写真を投稿すると、10代、20代の女性に人気が出て、大ヒットしました。
虹色に光る生地、見る角度や光の当たり方で傘の表情が変わって飽きない、
雨傘、日傘と兼用できるとか、夏の太陽にも映える。
薄暗い路地から虹色に輝く傘はインスタ映えしますね。
シャイニーアンブレラのブームは最近の流行パターンの一つでしょうか。
ファッションなどの流行はその時々のはやりのものを言います。
流行のプロセスは、まず独自性やみんなと違っていたいと思う人たちが目新しい
物事や価値観を持ち込んできます。それがある程度、社会に広まっていくと、
みんながやっているから、持っているからと同調して一気に広がる。
しかし、広く流行ってしまうと、またオリジナル性を発揮したいと、みんなと違う
ものをと考える人たちが別の目新しいものを生み出す。
人はもともと物事に飽きる性質があって、常に新しい変化を待ち受けていて、
そうした心理も流行発生の要因となっています。
こんなサイクルを繰り返して流行は次々と生まれるんですね。
そして、これまでは流行を生み出す媒体はマスメディアや雑誌、オピニオンリーダー
だったんですが、こんなシャイニーアンブレラのようなSNSが大きな役割を果たしていて、きっかけとなるものがどんどん増えてきていますね。
雨の日でした。