同盟国アメリカと言う国
灼熱地獄の中、今日も仕事です。
台湾問題で中国とアメリカが緊張状態ですね。ロシア、ウクライナに続いて
こちらも、いやな感じですね。海外事情に敏感な仕事だけに心配ですね。
今から2万年ほど前、アジア大陸(シベリア)と北米大陸(アラスカ)は
ベーリンジア陸橋と呼ばれる陸でつながり、獲物を追う人々が北米へと渡っていました。
アメリカの先住民たちですね。1492年、クリストファー・コロンブスがカリブ海の
島に上陸、1497年に、ジョン・カボットがイギリス王の命を受けて北米大陸を
発見、スペインも1522年にメキシコを征服するなどヨーロッパの殖民が始まりました。
1582年に英国のハンフリー・ギルバート、英国女王の特許状を得て、新大陸の
植民地化に着手しますが失敗します。
英国の最初の入植地は1607年のジェームズタウン・バージニア州でした。
最初は数百人規模でしたが、その後何百万人もの移民が新大陸にやってきました。
清教徒集団の移民は1620年のメイフラワー号に始まります。英国でカトリック教会
に弾圧されたプロテスタントの信者たちです。やがて州ごとに自治政府を形成しますが
税金などで英国政府と争います。1776年7月、トーマス・ジェファーソンらの
執筆した独立宣言が採択されて、自治政府は連合軍として独立戦争に突入します。
フランスの援助もあって、アメリカは1789年、ジョージ・ワシントンが初代大統領
に就任します。
独立戦争では13州が連合して戦いました。13州はそれぞれ別の国に属する植民地で
政治的にも独立して、宗教や習慣、法律も違う。独自の州兵も備えて、州の権限は大きい。
そんな集合体ゆえに、連邦国家として分裂しないように憲法で離脱を制限して、アメリカ憲法に忠誠を誓い、バラバラになるのを避けてきた。
国民の宗派は多く、対立しないよう政治と宗教も分離しました。ちなみにソ連は
各共和国の脱退を禁止していなかったことも崩壊の一因とみられます。
新大陸は、旧大陸と遠く離れています。欧州とは異なって、国土が常に脅かされるという心配はありませんでした。
旧大陸の制約や戦争の影響を受けず、干渉されることを嫌いました。
1823年の議会で発表されたモンロー主義と呼ばれる孤立主義は、建国時からの
外交政策なんです。しかし、第二次世界大戦後はソ連と敵対して、世界の警察官という
役割まで演じるようになりました。
べトナム戦争で若者の反乱がありましたが、1980年代に入ると反動で保守化が顕著
になって、共和党はキリスト教原理主義寄りの姿勢を強めていきました。
民主党は公民権運動や社会保障といったリベラリズムを主張します。
アメリカには、覇権国家としてアメリカ的価値観を世界に押し付ける面もあり、
今や中国やロシアと衝突しています。この米中露に挟まれて日本は、
今後どう行動していけばいいんでしょう。