リョウガのページ

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最近の冬 あれこれ

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鮭(サケ)が1尾500円!

これはつい最近、近所のスーパーでみた値札。

冗談ではなく、ここ数年で鮭の価格がえらく高騰している。

外国産も高くなっているが、とりわけ国産のものは不漁続きのため、庶民がおいそれと買えないような高嶺の花となっている。

その理由はご存知の通りの温暖化である。さきごろ、サンマが不漁で価格が高騰していることを書いたが鮭も同様に漁獲量が減り続けている。500円の鮭を、一体だれが買うのか想像してしまう。私はもちろん、外国産しか食卓にのぼらない。チリ産の鮭が多い。それでも1パックに3尾入っていて400円程度する。以前より2~3割ほど高値のようだ。温暖化は地球全体の問題か。

 

コンビニへ納入するおにぎりを作る工場の状況が、とあるニュースで流れていたが、鮭の仕入れ値の高騰により鮭のおにぎりはほとんど利益が出ない商品になりつつあるという。このままでは鮭のおにぎり生産から撤退する事態も現実味を帯びるかもしれない、と工場の責任者が語っていた。鮭のおにぎりが実際になくなると、由々しき事態だ。鮭もサンマも高級魚となる日が来るのだろうか。

 

サケには ”母川回帰” という習性がある。

川で生まれた稚魚が海に出てオホーツク海などを回遊する。

そして数年後、生まれた川に戻ってくる。戻ってきた鮭のうち、8~9割が沿岸で漁獲される。日本では明治時代から食料確保のため、鮭の ”ふ化放流事業” が行なわれてきた。

沿岸での漁獲は、ピーク時の2004~2005年頃には6000万尾を超えた。その後もずっと放流する稚魚の数は変わらないのに、漁獲量はピーク時の3割ほどにまで落ち込んだ。

鮭は低い水温を好む。しかし、稚魚が生育するオホーツク海やアラスカ近海の水温が上昇したため、日本に戻る鮭たちが減ったのではないかと考えられています。

 

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たしかに昨年は12月に入ってもなかなか寒波がやってこなかった。一時的に寒気は入ってくるものの、長く居座ることがなく、気温が15度以上の日が幾度とあり、どうにも寒暖差が激しくて、服選びには大いに迷った。

例年大阪でも12月中頃に初雪が観測あれるが、結局雪を見ることなく、新年を迎えた。

 

正月三が日は例年通りの気温だったが、やはり暖冬を感じさせる良い天気で、12月の気温を思い出すと日本の冬が短くなっている気がする。

おのずと繊維業界においては利益率の高い高額のコートやダウンなど重衣料を販売する期間も短くなり、業績への影響が懸念されます。