計画と実行の日
9月ももう終わりですね。早いものです。
9月には、5日に「計画と実行の日」という記念日があるのを知ってましたか?
この日は、計画を立てて実行することの大切さを理念に掲げるコンサルタント会社が
制定して、2017年に日本記念協会が認定したものです。
「計画」と「実行」は企業の発展や事業の成長を推進していく上で欠かせませんね。
加えて、その「評価」や更なる「改善」も大切。セルフマネジメントの基本として、
計画、実行、評価、改善の頭文字をとったPDCAが有名ですね。
その流れはPlanでは目標を設定し、達成するための数値や具体的なアクションプランを決める。
次にDOは計画に従って着実に業務を遂行していくことになりますが、それだけでなく
試行という意味も含まれてるんですね。計画を実行してみた結果、それが有効だったか、
もっと別の方法がないかと検証する。そしてCheckは設定した目標通りに
進んでいるか、計画通りに実行出来たか検証結果をまとめる。計画通りに進んでいない場合、その原因を分析する。
Actionでは前段階のCheckで明らかになった検証課題について改善点を考える。
こうしたPDCAのメリットには目標や、やることが明確になる、行動を集中しやすくなる、課題が分かりやすいなどがあります。
ただし行動経済学には計画錯誤という言葉もあるんです。計画そのものに錯誤があるということ。
錯誤は計画を甘く見積もることから起きます。実際にかかる期間より早く終わると思い込む。
かかる費用を安く見積もってしまう。起こりうるリスクを軽く考える。より多くの利益が儲かると思い込む。その結果、計画から大幅にズレが生じる。
PDCAサイクルという考えもあるように
PDCA-目標→実行→評価→改善を繰り返し、過ちを正しくしていくことが大切だと
9月の月に思いました。
「私の口癖であると思います」。岸田首相がテレビで会話の中で「検討し」という
フレーズが多いことを問われて、こう答えています。
岸田首相の「検討し」の多用に、「遣唐使」を揶揄した「検討士」と名づけられたりしています。
しかし岸田首相は「それは議論を進めて行くべきところはしっかりと行うんだということを申し上げている。議論を進め、そして結果を出す。この結果を示すことが大事だと思います」と言っています。
計画を立てて、議論を尽くし実行に移す大切さを語っています。ただ十分に検討されないまま実行されたり、検討に後の実行の効果が十分見えてこないのがもどかしい。