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ボーイスカウトで得られたこと「そなえよつねに」「日々の善行」

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こんにちは、リョウガです。

今日は、ボーイスカウトのロジスティックについて述べますね。


今から60年前の昭和34年(1959年)。

世の中は当時皇太子のご成婚という慶事で沸き立っていた。

パレードを見るためにテレビ受信機が爆発的に売れた。

電気屋のおじさんはセールスや設置作業に大忙し。

時代は高度成長期の真っ只中。我が家に家電製品が

一つずつ増えていくのは、なにかしら嬉しかったと思う。

その年ボーイスカウトが大流行して、入団した。

「三つの誓い」、「12の掟」を暗証し、標語は

「そなえよつねに」、

モットーは「日々の善行(一日一膳)」だった。

 

ボーイスカウトに入団したのは、

「小柄で弱っちい自分」を鍛えたいという、当時人気の

赤胴鈴之助」に感化され動機から。

両親は、シンプルに息子の偏食を直したいという気持ち

だったらしい。

しかし、最近の山行きキャンプからカルチャーショックだった。

地元の低い山の春山キャンプだったが、とにかく寒い。

リュックが重い、新人は水汲みと食器洗いに追いまくられ

水は重くさらに沢の水は身を切るように冷たかった。

こうやって新米ボーイスカウトの生活は始まった。

 

その年の夏休みに、ボーイスカウト西日本大会という大規模な

ジャンボリー(ボーイスカウトの集会)が高原で開かれ、

私たち新米も連れて行ってもらえることになった。

会場の設営は陸上自衛隊が担当してくれた。

高原地帯なので、補給とりわけ給水が難航して2泊3日の

期間中ずっと水不足。水汲み係、食器洗い係専従の私は

とてもジャンボリーを楽しむ余裕はなかった。

その時、子供心にも補給、ロジスティックの重要性を

痛感した。数千人の少年たちが生活するための水やトイレの

施設・補給はすべての基本。

 

こうやって、キャンプやジャンボリーなどの団体活動で、

不慣れな新米は鍛えられていった。

数年のうちに「弱っちく」「小さな」新米ボーイスカウト

ベテランのボーイスカウトに成長していった。

三つの誓い、12の掟、標語や「日々の善行」の実践は、

基礎的、日常的な体力、余裕の上ではじめてできるものだと、

身体を通じて学習できた。

また、ロジスティックの思考はすべての基本をなすものだ。

とスカウト活動から教わった。

親が心配していた「偏食」は、あっというまに直ったことは

言うまでもない。

「そなえよつねに」、「日々の善行」は私の基本的生活信条となりました。