巨大市場・フリマアプリの影響で・・・
こんにちは、リョウガです。
今回は、巨大マーケットフリマアプリについてです。
ヴィトンやロレックスといった高級ブランド品を買い取り、
販売する中古ブランド店を経営する人にあった。
昨年の景気を尋ねると「アベノミクスで戦後最長の景気回復になったはずだが
まったく実感することがない。」と愚痴る。
東海地方のショッピングモールに8店舗運営していたが、この3年で4店舗
閉めたらしい。そして「この3年でマーケットは激変した」と漏らす。
この3年、フリマアプリを介する個人間取引は急成長した。
フリマアプリとは、不要になった服や小物、かばんなど個人間で売買できる
スマホ向けアプリのことである。我が国でフリマアプリが登場したのは2012年
のことです。その後、大手企業の参入で利用者が拡大した。
スマホのカメラ機能を使い、商品を撮影し、投稿するだけで出品され、出品手数料
はかからない。ネット上での個人間取引であるために初心者は詐欺を心配するが
エスクローサービス(取引の安全性を保障する仲介サービス)が導入されており
安全性は高い。
これは商品代金を一旦サービス側が受け取り、商品の受け取りを確認してから代金が
出品者に支払われるというシステム。
取引成立時のみに手数料が発生するのが一般的で、個人間取引のため消費税は
原則不要。
よく同じネット上の個人間取引のネットオークションと比較されるが、双方の
大きな相違点は価格決定法にあります。ネットオークションはその名のとおり
オークションによって落札価格が決定するが、フリマアプリは売り手があらかじめ
価格を決めて出品販売する。
経済産業省の調査によると、2018年1年間のフリマアプリの市場規模の推計は
6392億円(前年比32.2%増)なった。
上述の通り、フリマアプリが登場したのは2012年であるから、わずか6年で
巨大市場が形成されたことになる。
市場最大手のメルカリにおけるカテゴリー別の市場規模構成比をみると
トップがレディースで25%、
メンズも18%と高い(服飾雑貨も含む)。
ファッション市場規模は微減にあるなか、二次流通を活発化させるフリマ市場
が急成長していることから、個別メーカー、ブランドレベルではその影響を
受けている先も多いだろう。
中古ブランド店を経営する人は、「これだけ個人間取引が進むと、正直、店舗の
存在意義は何か。社会的使命はあるのかというところまで考える」と話す。
スマホ起点の消費が広まる中、実店舗の苦境は続くと思われます。