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書類のチェック・から思ったドラマを紹介「校正」とは・・・

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こんにちは、リョウガです。

私は、ある企業の営業管理室という部署で働いています。

いろいろと、書類を作成したり、社員の書類のチェックをしています。

職業柄、文章の作成や、構成または校正等を行なっていること、

職業病からか、あるテレビドラマが目に留まりました。

ちょっと面白かったので紹介しておきますね。


昔、石原さとみ主演のドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が日本テレビ系であった。ファッション誌の編集者になりたくて、やっとの思いで出版社に入社したのに、配属されたのは、華やかさとは無縁の校閲部。

でもいつかは夢を叶えたいとがんばる28歳主人公の奮闘が、コミカルに描かれていた。オジサン世代には年不相応で気恥ずかしさを覚えながら、でも観ることにしたのは、出版社の校閲部という、裏方の仕事にスポットを当てた内容に興味を持ったからです。

 

校閲」という仕事は、良く耳にする「校正」と、似てはいなすが違うんですね。

作業の精度が、もっと深くなる。つまり「校正」は、昔は活字で組まれ、現在はデジタル入力されて出てきた校正刷り(ゲラ)と原稿を照らし合わせながら、原稿どおり活字化されているかどうか、もっぱら誤字・脱字をチェックする作業なんです。

 

これに対して「校閲」は、単純な誤字。脱字のチェックもさることながら、原稿に書かれている言葉の用法が妥当かどうか、人名・地名などの固有名詞、化学・科学などの専門用語や数値に誤りがないか、また小説などの場合は、これまで書き進めてきた話の展開や登場人物の関係などに矛盾が生じてきていないか、時代考証に照らし合わせて歴史的事実に錯誤はないか、場面場面における表現が適切かどうかなどなどを、チェックし、時には調べ直し、ただし、その結果を、筆者に無断で直したりはせず、疑問点を示す格好で判断を仰ぐことが役割いなる。

 

例えば、こう書かれてきた原稿を、あなたならどう「校閲」すりだろうか。

①「難航必必死、米海軍、普天間基地の異説問題」

②「おかずを作りすぎたのでお裾分けします」

③「フィギュアスケート男子シングルスで日本勢健闘」

 

①は、「必死」を「必至」「異説」を「移設」

と直しただけでは校閲したことのはならない。

なぜなら普天間基地は「米海軍」ではなく「米海兵隊」の所管だから。

 

②は「お裾分け」は人から貰った物を分けることを言うため、この場合は「食べてください」に。

 

③は、テニスや卓球などは複数のプレーヤーで競技するから「シングルス」と複数形だが、リンク上で1人が演技するアイススケート競技は「シングル」が正しい。

 

さてと、色々な不正や不祥事が相次いでいる今、行政や企業を問わず、矛盾や問題点を厳しくチェックする「校閲者」が必要ではないでしょうか。かっこいい。