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人間は好奇心で脳を発達させます。人類の進歩

人間は好奇心で脳を発達させます。

人間は、好奇心を持つことで自発的に新しい経験を積み、それが脳神経を発達させる。

こうして、人類は成長、発展してきました。

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子供を育てた人はみんなおなじ体験を持つだろう、

「なぜ?」、「どうして?」と

幼いころから延々と質問攻めにされた経験を。

子供は脳神経の発達にしたがい、何でも興味の持ち自分でやりたがるようになっていきます。誰にも好奇心のかたまりだった時期がある。

もしも大人になってもずっと好奇心のかたまりなら、とても素晴らしいことだ。

 

ラジオで、約3万年前古代人はどうやって日本にやって来たかについて、人類学者が(たぶん)解明に大きく近づいた話をしていました。

それによると、大陸とは地続きではないから海を渡ってきたのはまちがいないはず。昨今の研究では、古代人はまず琉球界隈に居住した可能性がたかいとうい。

そこで実際に船を作って台湾から与那国島まで約110キロの海を渡る実験をしました。作る船には条件がありました。当時の器材を越える道具は使えない。移住するので6人くらいは乗船可能なこと。

当時、帆はないから手漕ぎ。草や竹で作った船は失敗に終わった。

黒潮の分流に流されたためだ。黒潮を突っ切るには草や竹の船はスピードが出ないし、海流は見えないので海は簡単ではないことを思い知ることになる。

残る材質の候補は木しかない。当時の石器を使ったら、直径1mの杉の木が切れた。丸木舟が最も現実的だろう。

実際、縄文時代(1.6万年前)には丸木舟が存在していたことがわかっている。

こうして、丸木舟を作り台湾から与那国島を目指した。問題は与那国島が台湾の山の上からは見えるが平地からは見えないこと。だから出航前に大体の見当をつけて出発するが、やはり黒潮に流されてしまう。

出発地点をずらして何度もトライするうち黒潮の流れをつかむことが出来たりして、ようやく与那国島に辿りつけた。

ところで、日本に来た方法は解明出来たとしても、来た理由はわからない。はっきり言えるのは、暗雲に海に出ても遭難死するだけ。古代人は大陸から逃げ出そうとしたり、漂流してたどり着いたのではない。

海に慣れていなければ出来ない芸当。生きるための航海であって、女性も一緒に、なぜ危険を冒してまで来たのか、本人たちに聞くしかないと結んで終わった。

ここから先は想像ですが、好奇心のなせるわざではないでしょうか。普通に考えれば住み慣れた大陸から、未知の島へ渡る理由などない。しかし、好奇心旺盛な人なら「はるか先にある、あの島には何かがあるのか。もしかしたら、もっといい生活が出来るのかも」と考えたとしても不思議ではないと思う。アフリカで生まれた人類は、どんどん海を渡り世界に拡散していった。台湾と与那国島の距離など、なだ近い方。

ハワイをはじめとする太平洋上の島国へ最初に渡った人の好奇心って、ハンパではない気がする。

好奇心こそが人類発展の源だと考えます。

あなたも、好奇心をもって外に飛び出してみては。