リョウガのページ

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ポリティカル・コレクトネスとは 「OK」サインにご注意を。

最近起こったアメリカ、フロリダ州にあるテーマパーク、

ユニバーサル・オーランド・リゾートでの出来事。

人気キャラクターの着ぐるみを着たスタッフが、少女(当時6歳)と写真を取った際に「OK」サインをしていたとして、後に写真を見返していた家族から指摘を受け、解雇された。

 

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親指と一指し指で輪を作り、中指・薬指・小指を立てた「OK」サインは日本でも良く使われ、世界でも通じるサインとして広く使われる。

それが一体なぜ?

今、世界では「OK」サインが白人至上主義の象徴として広く認知されている。こうした社会的な広まりのきっかけとなったのは、ネット上の匿名掲示板「4Chan」でオルタナ右翼たちが始めたキャンペーン「オペレーションO-KKK」だ。

「OK」サインを「ホワイト・パワー」を意味知る「WP」にも捉えられるということから、白人至上主義の「秘密の合図」だという認識が生まれ、それが世界に広まった結果、反差別を掲げるユダヤ系団体、名誉き損防止連盟(ADL)は、「OK」のサインをヘイト(憎悪)のシンボルとしてデータベースに追加したのだ。

また、アメリカ大統領トランプも好んで「OK」サインを使うことも広がりの理由の一つだと言われている。

白人至上主義者の秘密結社「クー・クラックス・クラン(KKK)」などが現在も存在するアメリカ社会において、ポリティカル・コレクトレス(政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現使用すること)に反すると厳しく紏弾される社会に彼らは息苦しさを感じていた。そんな時、トランプ大統領は選挙活動中にポリティカル・コレクトネスに反する言葉を使い彼らの味方につけたのだ。こうした経緯もあり「OK」サインは白人至上主義者のサインだと広く広まるようになってしまった。

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2020年にオリンピックを控える日本も木気をつけなければならない。かれから海外の観光客はさらに増えるとみられ、道を聞かれたりなどなきかと接する事も多くなるでしょう。だが、そこで「OK」サインはコミュニケーションどころか、今やご法度なのである。白人至上主義にはなれそめがない我々日本人は、つい「OK」サインをだしてしまいがちであるが、サインではなく「オーケー」と伝えるのが無難なのかもしれない。

先の解雇されたスタッフは、悪気があったのか、はたまた何も知らずにサインを使ったのか分からない。だが、世界のボーダレス化により、表現、言葉、ジェスチャーなど、場所や相手を考えずにうっかり使うと想像だにしない事態をおこすこともある。

ともかく、「OK」サインはご注意を。