リョウガのページ

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アフリカ原産 珍味サバクトビバッタの味は?

こんばんは。

 

1年ほど前だったと思うけど、ある居酒屋で生まれて初めて 「カエル」 を食べました。

とはいっても、自らわざわざ注文したのではなくて、ただの偶然。

私は好き嫌いがほとんどなくて、酒の席でも誰かが頼んだものを適当につまんで食べることが多い。そのときも、置かれているから揚げを特に気にもせずに口に入れた。

だが、隣にいる知人が味についての評価を意味深く聞いてくる。

なので、若い地鶏のような上品な味だと率直に述べると、これは鶏肉ではなくてウシガエルのから揚げだと教えてくれた。

びっくりした。

日本ではカエルは食材としてポピュラーではありませんが、実はかなり昔から日本人は食べていたんです。日本最古の正史 「日本書記」 にもニホンヒキガエルを食べていたことが書かれています。現在はウシガエルが主流のようで、1918年に米国から輸入された後、国内で養殖されるようになった。食べる部分は筋肉が発達した後ろ足。一見するとササミのようで、酒のアテによく合う珍味として好む人もそれなりにいるのだとか。

コレステロール値が低く栄養も豊富、1度食べると抵抗感はなくなるが、いかんせん、 ”ゲテモノ料理” とのイメージがぬぐえず、日本においてカエル料理はなかなか一般的には普及しないまま、今日に至っている。

ファンが多いエスカルゴ(かたつむり)とは大違いですね。田畑では常にかたつむりの横で仲良く活動しているのに、料理界ではまだまだカエルは肩身が狭い。

地球上には、昆虫をはじねとする食用可能な小さい生き物動物が1900種類ほど存在しています。

アフリカやアマゾン地帯で人気なのがカブトムシなどの甲虫類。含まれるたんぱく質は昆虫の中でダントツに多く、漢方薬のような味と香りらしい。

チョウ・ガの幼虫もアフリカでは常食。たんぱく質・鉄分が多く栄養不足を補うにはうってつけ。みずみずしく食べやすいらしい。

ハチもはちみつではなくて、幼虫・卵・さなぎが古くから珍味とされて、たんぱくでクセのない味らしい。

そそて量的に最も食用にされているのがバッタ類。

酒類は多く、優れたたんぱく質源な上、捕獲が比較的簡単とあって人気なんです。

なお、なになにらしいと連発せざるを得ないのは、どれも実際に食べたことがないから。味や食べやすさのくだりは、保証しかねることを念のために追記しておきますね。

ところで今、サバクトビバッタの大群がアフリカで発生して、中東を越えて中国付近に迫っていて、人類氏史上最悪規模のこう害(蝗害)に達するおそれががある。

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こちらは推定400億匹もの大群といい、食べて対策するにはあまりにもの数。珍味、などどのんきに言っている場合ではない重大な危機ですね。