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成人式問題についてどう思う

こんばんは。

6日、横浜市は来年の成人式をオンライン形式に変更して行なうことを発表しました。

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式の詳細は年内を目処に詰められていくようですが、現時点で発表されている概要は特設サイトを年明けに開設し、市長や市にゆかりのある著名人からのお祝いメッセージ配信、新成人や市民によるお祝いメッセージの投稿などをコンテンツにしていくことを検討しています。

ちなみに、横浜市の成人式は約2万5000人が参加する全国最大規模を誇る。

今回の決定に際して横浜市は 「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、集合開催は断念せざるお得ないと判断した」

「感染終息の見通しが不透明であることから延期時期を決めることはできない」「成人式に向けた準備を進めている新成人に一日でも早くお知らせする必要があると考えた」など、半年前のタイミングによる決定に理解を求めるコメントを発表しています。

 

一方、京都市は7日に 「令和3年京都市はたちを祝う記念式典(成人式)を来年1月11日成人の日に開催すると発表しています。

みやこめっせに加え、ロームシアター京都も新たに会場として確保し、3密対策を徹底するという。

時を同じくしての、違った方向性の決定。

もちろん、どちらも記念すべき日を祝うために、どうすれば最善なのかを模索した結果ですね。誰もが納得するような答えを導き出すことが難しい現状、どちらが正しいかを議論っするのは酷というものです。

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和装業界への影響はどうでしょうか。

一部の企業では、大きく値下がりしていた株価がこの発表後に大きく値戻ししました。新形態での需要喚起に期待が持たれるのでしょうか。

しかし、「成人式で振袖を着用される方の7割~8割は、半年前の時点で準備を終えています」 と関係者が話すとおり、実際には新たな振袖需要よりも、キャンセルの申し入れが上回るだろうことは想像に難しくない。

がだ、憂いてばかりでは始まらないと、晴れ着の丸昌(横浜)は、横浜市の発表を受けて 「当初の予定通り、丸昌専用会場にて成人式のお支度を行ないます」 と発表しました。

”会場での成人式はなくなりましたが、ご家族・友人同士で振袖を楽しみませんか” というメッセージが読み取れます。

 

近年は一部の成人による乱痴気騒ぎや 「はれのひ」事件など、成人式のイメージがなんとなく悪くなっているようにも感じますが、それでも一生に一度の大切なイベント。振袖着用を心待ちにしている新成人も多いでしょう。

どんな形でも、袖を通す場が設けられることを願いたいものですね。