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大河ドラマ 「麒麟が来る」 に思うこと

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こんにちは。

 

放送前から違う意味でも注目されて、その影響で大河ドラマし史上初の初回延期となった「麒麟が来る」。

早くも次々回作として「鎌倉殿の13人」が発表されています。

 

第61作目となる本作の主人公となるのは、鎌倉幕府第2執権の北条義時。といっても、これまであまり語られたことがなく、源頼朝正室であった北条政子の弟にあたる、と補足説明されている多くの方はピンとはこないでしょう。脚本は三谷幸喜氏で、大河ドラマを手掛けるのは2004年「新撰組!」、2016年の「真田丸」に続いて3作目。氏の人物像にこだわった演出には定評があり、香取慎吾近藤勇草刈正雄真田昌幸などの評価は高く、特に真田昌幸が第38話で亡くなった時には「昌幸」ロスと言われる現象を生むなど、本作の期待も膨らみます。

私事で申し訳ないが、歴史好きな私は

独眼竜政宗」(1987年、第25作)

武田信玄」(1988年、第26作)

「信長 KING OF ZIPANGU」(1992年、第30作)

毛利元就」(1997年、第36作)

龍馬伝」(2010年、第49作)

など戦国・幕末の王道と言える人物を主人公とした作品が好きです。

これらの主人公は歴史的事件や事実がある程度認知されていて、その主人公目線での物事に対するしれつともいえる言動や、勧善懲悪に感情移入がしやすい点があがられている。また、有能な部下を抱えながらも、生死を賭けた戦いや重要な局面では独善的に何事も決断する強烈な「個」を持つリーダーとして描かれているところにもひかれた。

一方、前作「いだてん~東京オリムピック」の感想は、個人的には一言で表すと ”ぬるい” だった。

次作の渋沢栄一を主人公とした「青天を衝け」もPRを見ている限りでは、なんとも青春ドラマっぽく、あまり興味をひかれない。過去の女性主人公の作品に振るわないケースが多いのも、視聴者側から見てどことなく ”ぬるさ” を感じたのでは、と思ったりもする。とはいえ、これはあくまでも個人の趣味嗜好としての意見であって、当然様々な受け取り方があるだろう。

”ぬるい” というと、時代の流れか、物事に白黒や順位をつけないで曖昧にしておく場面が増えてきた。特に教育の場においては顕著で、運動会の競争や通知表などが挙げられる。

しかし、一旦受験や社会に出ると、昔も今も変わらず厳しい優劣をつけられる。ぬるい環境に慣れすぎてしまうと、世に中に対応できなくなってしまうのでは?と余計な心配をしてしまう。

 

さて、昨今の国内景気や中東情勢に代表される国際社会の動向を見ていると、この先、ぬるいだけでは済まされない状況になってもおかしくなさそうだ。そう考えると”ぬるい” も悪いばかりではないかも知れない。