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新元号「令和」と漢字の魅力

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新しい元号「令和」

出典は「万葉集」で「初春の令月にして気淑く風和ぎ」から取られ

「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が育つ」という意味。

「平成」も当初は、馴染みが薄く違和感があったけれども、次第に

浸透して社会や生活に寄り添う元号として定着していった。

元号は「時代の写し鏡」といわれているが、「令和」も新しい

時代を写す鏡として浸透していくと思われる。

天皇生前退位ということで、新元号の予測はお祝いムードの

明るい話題となった。新元号を当てる懸賞アンケートやネットで

予測などで大いに盛り上がった。予想される文字としてアンケートでは

新時代への希望や期待が込められ漢字が寄せられた。新元号にふさわしい

文字を考えてみて、改めて漢字に大きな力が備わっていることを知った。

漢字は世界一魅力的な文字であるといわれている。漢字の魅力について

ある専門家は次の3つを挙げている。

まずは習得の難しさ。世界中に存在するあらゆる文字の中で漢字ほど

習得が困難なものはないという。その理由の一つは文字の多さ。

数え方にもよるが世界中の言語の文字、アルファベットやアラビア文字

などせいぜい数十から百数十文字。ところが漢字はおよそ数十万文字と

される。このうち日常で使うのは2000文字程度といわれているが、

それでもほかと比べて数段に多い。

第二はデザイン性。漢字は一つ一つの文字はもちろn並んだ文字も洗練された

形で美しく魅力にあふれている。

第三は漢字は高い利便性と機能性が備えている。機能性としては世界中の

どの文字よりも一文字あたりに入っている情報量が多い。例えば漢字の「山」

は一文字で、その形状すら思い浮かべることができる。しかし、英語では

「mountain」と7なり、8文字に膨れ上がる。さらに漢字は書くことができなく

なっても読むことができ、瞬時に意味が理解できるという機能がある。

漢字とともに、新元号の出典のように、改めて古典や古い書物の持つ奥深さ

も知らされてた。こうした古典が元号のもとになる所以を考えてみると

古典は決して現代とかけ離れたものではない。時代や社会が変わっても

人々の心の拠り所は変わらないといえる。古典もつ意味深さの一面である。

かつて、「信じよう古典の力」と言われたこともあるが、新元号が人々に

新しい時代の高揚感をもたらし、大きな期待と、希望を叶えるものと信じたい。