リョウガのページ

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This is America 悲惨な銃社会の現実 日本は平和かも

銃社会アメリカではなく、安全な国といわれているニュージーランドの銃乱射事件が起きた。

クライストチャーチで、自動小銃を持った男にモスクが襲撃され、実に50人ものイスラム教徒らが犠牲になった。その報道を見て、「第61回グラミー賞」で、最優秀MV部門を受賞して大きな話題となった日本人ヒロ・ムライ監督のミュージックビデオを思い出す。

「This is America」はラッパーであるチャイルディッシュ・ガンビーノの楽曲だが、この衝撃的なミュージックビデオは、アコースティックギターの軽やかな音色とコーラスでスタートする。怪しげに体をくねらせながら踊るガンビーノ。

そしてしばらくすると銃を取り出し、ギターを奏でていた男性を何の躊躇もなく打ち抜く。協調は次第にアップテンポになり、「油断するな」などとラップしつつ、続いて登場したゴスペル隊をも、手渡されたマシンガンでいきなり撃つ。壁には血しぶきが吹き飛ぶ。そして舞台は倉庫に移り、最後は何者かに追われ必死の形相で逃げるガンビーノの姿でビデオは終わる。

 

アメリカでの銃暴力を痛烈に批判した内容で、動画が公開された2018年5月5日から1週間後には再生回数1億回を超え、世界中が大きな衝撃を受けた。

ヒップホップは長年グラミー賞の主要部門で冷遇され、過去にノミネートされるものの、最優秀レコード賞の受賞は史上初で、楽曲賞でも初めてということもあって話題性では群を抜いていた 

なぜ、アメリカは銃を捨てられないのか。この国の重要な産業になっていることもあるが、やはり日本と違うのは、広大な国土が深く関係している。人口密度が極めて低い場所の住宅では事件発生の際、警察などがすぐ来ることが難しく、そのため開拓時代から「自衛」という意思が強く根付いていることが要因と。

しかし、2016年には1万1000人以上が銃によって死亡、これは殺人と過失致死の合計の3分の2に相当する。数字を見ると、誰もが所持できる時代はそろそろ終わりにすべきかもしれない。銃が人を守るのではなく、国が人を守らねばならないが、その道のりは簡単ではないだろう。

トランプ大統領が言っていた

「学校を狙う犯罪者は臆病者で、教師が銃を持てば近づかない」と。・・・・・

「これがアメリカ」だ。