リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

セルフレジ 省力化 「ITが人の仕事を奪う」

f:id:yasuhirokamei0912:20190724142304p:plain


休日、ユニクロに行って、商品を買うためにレジに行ったところ、店員から「お支払いに現金、クレジットカードをご希望のお客様はセルフレジをご利用ください」と言われた。カウンターレジの右側にセルフレジが設置されていた。

 

最近、レンタルビデオ店やスーパーでセルフレジを目にする機会が増えた。「列に並ばなくてもいい」、「ポイント還元」というメリットがあるとはいえ、自分で商品タグをスキャンしなければならず、これがなかなか面倒で、その利用を避けてきた。ところが、ユニクロのそれは実に単純なのである。レジ横に「すべての商品・カゴをおいてください」と矢印表示があり、そこにカゴごと置いたところ、瞬時に金額が表示された。「すごい」と心の中で思ったほどだ。そして、それが今、アパレル店で導入7の進む「RFID」と察した。

 

RFIDとは、商品タグに埋め込まれたICチップを使い、無線通信でデータの読み込みを自動認識で行うシステムのことだ。これまではバーコードリーダーを使って商品を1つずつ検品し、入荷、出荷の管理をする必要があったが、これが無線通信でできるから1個ずつ検品する必要がない。アパレルでは、検品や棚卸に関わる大幅な時間短縮が可能となる。

 

ルフレジをみるにつけて不届きものによる万引きが増えないとか勝手に心配するが、RFIDタグには万引き防止のメリットもある。RFIDタグに書き込まれている商品コードは連番がふってあって、個別管理になっている。同一商品(色、柄、サイズが同じ)でもそれぞれに背番号が振られているため識別が可能に。商品はセルフレジを通過することで「レジ通過」と認識される。逆にレジを通過していない商品を店外に持ち出すと盗難ブザーが鳴る。

RFIDタグはバーコードタグよりも単価がずいぶんと高かったが、近年、値は下がってきており、導入しやすくなっている。小売業ならずとも、問屋やメーカーにおいても商品管理に関わる時間が大いに短縮される。その短縮された時間を有効活用できれば生産性向上につながる。これも従来、1個、1個、バーコードを読み取るという人力の仕事が、IT活用により不要になったいい例で、まさに「省力化」である。

そういうと聞こえはいいが、「ITが人の仕事を奪う」いい例でもある。

ユニクロのセルフレジは見事であるが、それでも購入した服を自分で畳んで袋に入れなければならないのはめんどくさくて、ここは省力化してほしくないというのが本音であるのを付け加えておきます。