リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

すべての成果は、「実行力」にあります。

こんにちは。

今日は、このことばについて。

「概して人は、見えることについて悩むよりも、見えないことのついて多くを悩むものだ」

(ジュリアス・シーザ)

経営実態を具体的に分かるようにする「見える化」に取り組む企業が多い。

ところが、見えるようになると安心していまい、見えてしまった問題を先送りして次の「見えないもの探し」を始める現場が目立つ。

問題が見えるだけでは何の解決にもならない。それを解決へつなげる「実行力」が不可欠なんです。

見える化」によって見えて問題を解決している企業は、何が違うのでしょうか。

 

働き方改革の本質は「見える化」を活用した

「実行力」にあります。

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決めたことが守れない。結果として成果が出ない。

このような課題を抱えている会社は多いように思います。

私は、かねてより、「戦略は二流でも、実行力は一流の会社が生き残る」と提言しています。不確実性の高い今の時代に必要なのは、まさに「実行力」です。

しかし、ここで注意したいことは、「行動力」と「実行力」とは違うと言うことです。

行動力とは、「目的のために積極的に行動する力」。

実行力とは、「計画などを実行に移し、達成する力」。です。

いずれも行動を起こすことが大前提ですが、単に動いているか、計画を達成するかという本質的な違いがあります。成果の出ない行動はムダであり、逆にやらないほうがいいんです。

 

例えば、よくいわれるPDCAサイクルを回そうと動いているつもりでも、実際にはまったく回っていないことがよくあります。よくある症状が「PPPP病」。

一般的にPDCAサイクルは「計画(Plan)→ 実行(Do)→ 評価(Check) → 改善(Action)」という4段階をしめしますが、計画を実行に移す力が足りなくて、計画を作ることに満足して計画倒れで終わってしまう。計画が”目的”になっている人が多いんです。

もう一つは、「PDPD病」。

計画を行動に移すが、振り返りや改善がなく結果として成果がでない。「とにかくなにも考えずに走ってみろ」「行動すれば、その先に必ず何か得るものがある」という精神論で、「頑張る」の意味をはき違えている。(そんな時代はもう終わっています)。

これら二つが、実行力未発揮の代表的な症状です。

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ではどうすればよいのか。

それは「生産性の見える化」にあり

よく「働き方改革」への取り組みが進む中、会社は”残業ゼロ”で今まで以上の成果(業績)を上げる必要がでてきた。ただ、経営者も従業員も「総論賛成・各論反対」というのが本音ではないですか。

反対する理由は、多くは「どうすればよいのか分からない」。すなわち、具体的な方法が見えないからだと思います。

ここで「見える化」の手法が大いに活用できる。見える化とは、「問題点を可視化して課題解決する方法」だからです。

働き方改革の観点で考えると、まず生産性を定義する必要があります。

生産性とはインプット(経営資源)とアウトプット(成果)のバランスであって、高いほうが良い。そこで「総労働時間」を、「主体業務時間」(成果を出すための業務を行なっている時間)と「付帯業務時間」(それ以外の業務を行なっている時間)に分類されます。

超過勤務時間(いわゆる残業)を含む総労働時間に対して主体業務時間の割合が低い場合は、組織・マネジメント・オペレーションに課題があるんですね。

一方、主体業務時間に対して成果(業績)の割合が低い場合、ビジネスモデル(事業の仕組み)自体を見直す必要があるんです。

次に、それぞれの課題について見える化を行なっていく。

 

①目的と手段を見失わないこと

②行動し続けること

③やりっぱなしにしないこと

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